「薄化粧」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

【結】– 薄化粧のあらすじ4

薄化粧のシーン4

画像引用元:YouTube / 薄化粧トレーラー映像

その頃、テル子は身体を悪くして入院していました。退院が決まったテル子を迎えた坂根は、家に引き取って同棲しようとします。しかしテル子は坂根に愛想をつかしていました。入院している自分のところには顔を出さず、すゑや弘子を追いかけまわしていたことを知っていたのです。

坂根の家に連れて帰られたテル子は「血も涙もないヘビみたいな人間や」と坂根を罵って、もう身体を許さないと言いました。坂根は怒って台所の包丁を手に取ると、「言うことをきかん奴は殺すきの」と言って枕に突き立てました。テル子は恐怖におののきます。

弘子が結婚式を挙げました。坂根は仙波宅に深夜忍び込むと、ダイナマイトを仕掛けて爆破させました。(映画冒頭のシーン)仙波家を吹き飛ばして脱兎のごとく現場から逃げると、知らない振りをして近所の人と会話をしていました…。

居酒屋の女将・ちえにまた話を聞こうと訪れた真壁刑事は、ちえの居酒屋が亡くなっていると気づきます。その後も坂根の足取りを追っていると、坂根が妻の名を「ちえ」と言っていると知りました。ちえと坂根の関係に気づきます。

風呂場で坂根に接近した明賀が、「首に傷があった」「眼鏡をかけていたから気づきにくかったが、眉墨を引いていた」と証言しました。真壁刑事は、坂根に近づいていると確信します。

その頃、坂根はばったり氏家と再会していました。氏家は故郷に帰って百姓をすると言い、その前に坂根に挨拶しに来たのだと話します。どうやって自分の居場所を知ったのかと坂根が聞くと、氏家は坂根がお尋ね者だと知っていると答えました。手配書もどんどん回ってきて刑事も聞き込みしているから、長野から離れて別の土地へ逃げろと助言します。

氏家と別れたあと、坂根は川沿いで持ち歩いていた仏壇を燃やします。

真壁刑事がちえの居場所を探り当てて訪問すると、ちえは妾になっていました。地元の有志に囲われて、週2回通ってくるのだとちえは刑事に話します。

ちえの周囲に坂根の影がないと知った真壁刑事は、そのままその地を去ろうと大戸駅に行きます。しかし思い直してちえの家を見張りました。

坂根はちえを呼び出すと、個室で会いました。長野を離れると言います。身体を重ねたちえは、坂根についていきたいと言いました。坂根は、自分といると一生逃亡生活が続くのだと言って、ちえに連れて行けないと答えます。

ちえと別れたあと、坂根は駅のトイレに入って鏡に向かい、眉を描きます。

ちえは一度家に戻ったものの、荷造りをして家を出ました。それを見張っていた真壁刑事が追います。

坂根は大戸駅のホームに立っていました。ちえが反対側のホームに立つと「来てしもたがです」と言います。一度くらい自分の好きなように生きたいと話すちえに、坂根は笑顔を浮かべました。坂根がちえを連れて行こうと決めたそのときに、2人にサーチライトが当たります。

まぶしい光に照らされて警察に追い詰められたことを知り、ちえは涙を流し坂根は呆然としました。

〝この話は実話である

昭和二十四年 夏――

事件はここで この場所でおこった〟

という文字とともに、長屋が映ります。

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