「藁にもすがる獣たち」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（1件）

藁にもすがる獣たち（字幕版）

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チョン・ドヨン（出演）,チョン・ウソン（出演）,ペ・ソンウ（出演）,ユン・ヨジョン（出演）,チョン・マンシク（出演）,キム・ヨンフン（Writer）,キム・…

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価格・情報の取得：2022-09-15

画像引用元：YouTube / 藁にもすがる獣たちトレーラー映像

大韓民国。現在。

ルイ・ヴィトンのボストンバッグを持って歩く人がいました。その人はホテル・カボに入ると、ロッカーの47番のところへ入れます。

【第1章　借金】

「ホテル・カボ」は平沢（ピョンテク）港の近くにあります。ホテルのカウンターの横にはロッカーとサウナがあり、アルバイト従業員のキム・ジュンマンが掃除をしていました。人の入れ替えの時間帯なのに47番のロッカーが使用中なので、ジュンマンが開けてルイ・ヴィトンのボストンバッグを取り出します。中身を開けると札束がぎっしり入っているのが見えたので、ジュンマンは吃驚しました。同じ従業員の若者・ユノに「客の忘れ物を保管室へ持って行く」と報告しながら、保管室へ移動します。

保管室で改めてバッグの中身を改めると、やはり札束がぎっしり入っています。現金に名残惜しそうなジュンマンですが、客の忘れ物を横領してはならないという自制心が働きました。バッグエリアの奥の方へ押し込みます。

ジュンマンは自転車に乗って帰宅します。自宅は浜辺にある「港湾刺身店」ですが、開店休業状態でした。高齢の母・スンジャは認知症の症状が出ており、オムツを外して床に排泄した汚物を黙々と妻・ヨンソンが片づけていました。ジュンマンとヨンソンのあいだにはひとり娘のユニがいますが、家を出て大学に通っています。しかし教育ローンが組めずに休学し、バイトするそうです。

ジュンマンは事業に失敗していました。ホテルのアルバイトではとても家族を養いきれず、高齢の母を抱えて生活が行き詰まっています。ジュンマンはホテルで見たバッグの金が、脳裏から離れません。

出入国管理局に勤務する役人の男カン・テヨンは、ヤクザまがいの金貸し屋パク・ドゥマン社長に会いに港へ行きます。テヨンの恋人のチェ・ヨンヒが急に姿を消し、ヨンヒの借金の保証人になっていたがためにテヨンは借りてもいない金の返済に追われることになっていました。テヨンはドゥマン社長に「1週間待ってくれれば、利子も揃えて返す」と訴えます。

ドゥマン社長から解放されて帰宅したテヨンはヨンヒに電話してみますが、繋がりませんでした。

若い女性・ミランは飲食店でホステスの仕事をしています。ミランは夫といっしょに、騙されて背負った借金を払っているところです。

店に中国から来た不法滞在者の男・ジンテが客としてやってきました。ミランはジンテに気に入られて話をします。

帰宅したミランは、夫と口論になります。借金を抱えているため夫婦ともに余裕がなく、ミランは夫からDVを受けていました。殴られて苦しむミランに、さっき別れたばかりのジンテから「ミランさんに会いたい」というメールが届きました。ミランは自分を慕うジンテに、次第に心を許していきます。

【第2章　カモ】

友人のオ・ドンパルから電話を受けたテヨンは、2日後に落ち合う話をしていました。ドンパルに待ち合わせ場所を話し、クレジットカードを使うなと念押ししています。電話を切ったあと、テヨンは自分の携帯の通話履歴からドンパルの名前を消します。

ドゥマン社長の手下のデメキンに声をかけたテヨンは、おいしい話を持ち掛けます。もちろんデメキンは、テヨンがドゥマン社長から借金返済を強いられていることを知っています。

テヨンとドンパルは、平沢（ピョンテク）付属高校時代の同級生です。ドンパルは詐欺を働いて10億ウォンを手に入れていました。テヨンに逃がしてくれと頼ってきており、テヨンは2割の2億ウォンを報酬としてもらう代わりに密航させると話をつけていました。テヨンはそれをデメキンに話し、手伝わないかと言います。2人で共謀して、ドンパルから金を奪い取るつもりのようです。

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