「蜘蛛女」のネタバレあらすじと結末の感想

蜘蛛女の紹介:1993年のイギリスとアメリカの合作映画。主演はゲイリー・オールドマンとレナ・オリン。蜘蛛のような女殺し屋と、彼女に振り回されてやがて破滅する汚職警官の姿を描いている。日本公開は1994年。

予告動画

蜘蛛女の主な出演者

ジャック・グリマルディ(ゲイリー・オールドマン)、モナ・デマルコフ(レナ・オリン)、ナタリー・グリマルディ(アナベラ・シオラ)、シェリー(ジュリエット・ルイス)、ドン・ファルコーネ(ロイ・シャイダー)、サル(マイケル・ウィンコット)

蜘蛛女のネタバレあらすじ

【起】- 蜘蛛女のあらすじ1

元刑事のジャック・グリマルディは、荒野のダイナーの店主をしながら、ある人物を待っていました。
かつてのジャックは汚職警官で、マフィアに情報を売って大金を手にしていました。あるとき任務を受けたジャックは、FBIの証人のニック・ギャザラの居場所を密告して報酬を手にします。
ところが、その後ニック・ギャザラが殺されたことを知らされます。犯人はモナ・デマルコフというロシア出身の殺し屋で、ジャックはマフィアのサルから彼女の居場所を売り渡すように言われます。
そんななか、ジャックはモナの護送に立ち会うことになります。ホテルで2人きりになったときに、モナは自分の死を偽装してくれたら、マフィアが提示した5倍もの金を渡すという取引を持ちかけます。金に目がくらんだジャックは条件を飲み、モナとセックスを始めようとしたときに、部屋にFBIが突入してきます。ジャックは大恥をかきますが、モナは大笑いします。
その後、ジャックはモナの居場所をマフィアに密告し、報酬を受け取ります。

【承】- 蜘蛛女のあらすじ2

ジャックは愛人のシェリー宅で、検死官に電話をかけます。しかし、モナの死体は発見されていませんでした。
サルに呼び出されたジャックは、マフィアのボスであるドン・ファルコーネに会いに行くように指示されます。そして、モナを捜し出さないと消されると警告されます。ドンと面会したジャックは、報酬を返却して許しを乞いますが、水曜日までにモナを始末するようにと釘を刺されるだけでした。
呆然としているジャックのもとに、モナから電話がかかってきます。モナから大金の一部を受け取ったジャックは、火曜日に桟橋で会うことを約束します。
そして火曜日。マフィアの大物の葬式に参列したジャックは、ドンたちに捕えられて左足のつま先を切られます。事態の重大さに気づいたジャックは、血だらけで帰宅して妻のナタリーにマフィアとの癒着を洗いざらいぶちまけ、逃げるように訴えます。ジャックはナタリーに貯めていた金を預けて、5月1日か12月1日に再会する約束をします。その後、シェリーも電車で送り出します。
桟橋に辿り着いたジャックは、涙を流しながらナタリーへの手紙を書いていました。そこにモナが現れ、ジャックは彼女の死亡証明書と新たな身分証明書を渡します。モナは報酬の残金を渡しますが、用意していたワイヤーでジャックの首を絞めつけます。車から這い出たジャックは銃でモナの左腕を撃ちますが、彼女に急所を突かれて七転八倒になります。
どうにかモナを気絶させたジャックは、彼女を車の後部座席に押し込みます。しかし実は意識があったモナに両足で首を絞められ、車は街灯に衝突して止まります。失神するジャックをよそに、モナは書類と残金を持って大笑いしながら走り去っていきます。

【転】- 蜘蛛女のあらすじ3

意識を取り戻したジャックは、サルがいるホテルを見張ります。そこへモナが現れ、サルがいる部屋に入るやいなや撃ち合いになります。
部屋に向かったジャックは、窓際にモナの姿を見とめて発砲します。しかし、それはモナではなくシェリーで、彼女はすでに息絶えていました。ジャックは愕然とし、号泣しながらそのまま部屋を後にします。
ジャックがいなくなると、モナが姿を現します。そして、シェリーの死体の左腕を電動ノコギリで切断し、負傷して自ら切断した左腕と一緒に燃やします。
ジャックは新聞でモナが焼死体で発見された記事を見ますが、そこへモナの手下たちが現れて逃走します。あっさりと捕まったジャックは、モナにブルックリン橋に連れ出されます。車のトランクにはドンが入っており、モナは彼を埋めるようにジャックに指示します。
ジャックは一心不乱に穴を掘り続け、モナはドンを墓穴に突き落とします。埋めた後、モナは墓に向かって発砲して仕上げをするのでした。

【結】- 蜘蛛女のあらすじ4

ジャックはホテルの1室で、モナが見張るなか金の勘定をしていました。そこへFBIが入ってきて、ジャックは密告で稼いでいた件で逮捕されます。一方のモナはジャックを売り、司法取引によって自由の身になるようでした。
ジャックは連行中にモナと対面し、彼女に言いたいことを全てぶちまけます。意に介さないモナは、ジャックの人格からセックスのことまで罵倒し、ナタリーがもうこの世にいないことを告げます。
怒り狂ったジャックは、FBI捜査官から銃を奪いモナに向かって発砲します。蜂の巣と化したモナは死亡し、ジャックは銃を咥えて引き金を引きますが、残弾はありませんでした。
ジャックは自分の身を挺して同僚の命を守ったと名誉賞をもらっていました。証人保護プログラムでジム・ドハティという新たな名前と、ダイナーが与えられたのです。
最初の5月1日から5年もの月日が経過していましたが、ジャックは未だにナタリーを待ち続けていました。そんなジャックのもとにモナが現れて驚愕しますが、これは彼の幻想でした。次にナタリーが入って来て、ジャックは彼女を抱き上げますが、これも幻想でした。
そしてジャックがダイナーから出て、物悲しそうに佇む場面で物語は幕を閉じます。

みんなの感想

ライターの感想

後先を考えないほど欲望に忠実な、救いようも魅力もない(!?)男が落ちていく姿を、ゲイリー・オールドマンが体現していました。かたやレナ・オリン演じるモナは、持ち前の色気で男を誘惑するかと思えば、車から脱出するシーンではガサツに靴を脱ぎ捨ててがに股で走り去るなど、随所に人間味が垣間見えて清々しかったです。本作は悪女が蜘蛛のように男を捕えて手のひらで転がす、というような宣伝文句が使われることが多いのですが、実のところモナの中身は「男」だと感じました。妻への手紙を泣きながら書くジャックよりもよほど男らしいので、「ファムファタル(魔性の女)」映画を期待されると、度肝を抜かれるかもしれません。

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