映画:裏切り者

「裏切り者」のネタバレあらすじと結末

裏切り者の紹介:『裏切り者』は2000年公開の米映画で、ジェームズ・グレイ監督が幼い頃、実際に起きた汚職事件をもとにして描かれたと言われています。本作はグレイ監督の『リトル・オデッサ』に続く6年ぶり2作目の作品です。ちなみに日本では『裏切り者』というタイトルで有名ですが、原題は『The Yards』と言い、鉄道の操車場を意味しています。原題では日本人にとってイメージが沸き辛く、裏切り者の方がしっくりくる感じがしますよね。

あらすじ動画

裏切り者の主な出演者

レオ・ハンドラー(マーク・ウォールバーグ)、ウィリー・グティエレス(ホアキン・フェニックス)、エリカ・ストルツ(シャーリーズ・セロン)、フランク・オルチン(ジェームズ・カーン)、キティ・オルチン(フェイ・ダナウェイ)、ヴァル・ハンドラー(エレン・バースティン)、ヘクトル・ガヤルド(ロベルト・モンタノ)

裏切り者のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 裏切り者のあらすじ1

裏切り者のシーン1 車の窃盗で服役して1年4カ月服役していたレオはが出所してきたところから物語は幕を開けます。この日、女手一つでレオを育ててくれた母や親戚、友人たちが出所してきた彼のためにお帰りパーティーを開いてくれています。そこへ帰ってくるレオ、いとこのエリカもまたそんな彼の出所を心待ちにしており、このパーティーに参加しています。

病気がちな母のため、心を入れ替えて真面目に生きることを決意したレオは、叔父フランクの経営する地下鉄車両修理を請け負う会社「エレクトリック・レール社」で働くことになります。フランクはレオの母の妹キティの再婚相手で、エリカの義父に当たる人物です。フランクの会社にはレオの幼馴染で友人のウィリーも働いています。

翌日から早速出社したレオは、ウィリーに社内を案内してもらうとともに詳しい業務について教えを請います。さらに入札現場へと連れて行かれるのですが、ここでレオは談合や汚職などの不正を目の当たりにします。もちろんウィリーもその不正にかかわっており、レオは彼から仲間になれと誘われるのです。
その直後、ウィリーが役人に賄賂を渡す現場を目撃したレオは、ウィリーから渡された分け前を受け取ってしまいます。

ある日、母と共にフランクの自宅に招かれたレオは、叔父から機械士になるための専門学校へ行けと薦められるのですが、ウィリーと働きたいからとそれを断ります。病弱の母のためすぐにでもお金が欲しいレオは、羽振りの良いウィリーと同じところで働くことを希望するのです。

そのウィリーは以前からエリカと付き合っており、指輪を渡してプロポーズをしているのを偶然、レオが見ていました。

【承】- 裏切り者のあらすじ2

裏切り者のシーン2 フランクの家から帰る時、レオはウィリーにある場所に誘われます。そこにはウィリーの仲間たちが待っており、レオは彼らを紹介されるのです。ウィリーとその仲間は、これからエレクトリック・レール社の商売敵「ウェルテック社」の車両を細工しに行く。お前は見ているだけで良い、とレオに告げます。
レオはその現場で見張り役をやり、その間にウィリーは警備員の詰め所へ賄賂を渡しに行きます。
しかし警備主任にウェルテック社から2000ドル受け取ったから、お前とは縁を切る。すぐ仲間を連れて帰れと警報を押されてしまうのです。断られたウィリーはかっとなり、持っていたナイフで警備主任を殺してしまいます。

一方、見張り役をやっていたレオの元にも警報を聞きつけた警官がやって来ます。2人はしばらくもみ合いになるのですが、警棒を奪ったレオが警官を殴り倒します。

まずいことになったとその場から立ち去ったウィリーは、すぐにフランクたち上司に相談するのですが、これまでと違い庇ってもらうことができませんでした。そのため、この事件は翌日には公になってしまいます。

レオが殴った警官は幸いにも死んでおらず、昏睡状態にあると報道されます。そんな警官を意識が戻らない内に殺せとウィリーから言われたレオは、警官の入院している病院へと忍び込みます。しかし結局殺すことができずにいるうちに、警官が意識を取り戻してしまいます。レオは病院から逃げ出すしかありませんでした。

翌日、地下鉄車両の入札説明会の場に居たウィリーに、ウェルテック社のヘクトルが絡んできて、2人は小競り合いになります。
さらにその日の夜、レオ宅に警官隊が突入し、レオの母はさらに体調を崩してしまうのでした。
モーテルに隠れていたレオは、自分が殺人犯として追われていることをニュースで知ります。

【転】- 裏切り者のあらすじ3

裏切り者のシーン3 母を心配したレオはひとまず自宅へと戻ります。するとそこで母の看病をしに来てくれていたいとこのエリカと出会います。レオから僕は殺していない、やってもいない罪を着せられただけだと訴えを聞いたエリカは、事件の現場にウィリーもいたのかと尋ねます。レオははっきり肯定はしませんでしたが、エリカはその態度から婚約者のウィリーが真犯人だと薄々気づきます。

しばらくしてフランクのもとに、レオの情報を聞くために警察がやって来ます。しかしフランクはレオは我が社の社員ではないとしらを切ります。
また妻からレオが自宅周辺にいたことを聞かされたフランクは、何とかしなければとウィリーと相談をします。ここでウィリーは、レオとエリカが15歳の時に関係を持ったことがあるとフランクから聞かされます。

最近のエリカの冷たい態度から何かを察したウィリーは、レオを探し出し、2人は喧嘩になります。とその時、サイレンの音が近づいてきたため、レオはその場から去ります。

エリカは義父に、レオを助けてあげて、会ってあげてと訴えます。それを聞いたフランクはレオと会うのですが、助けてやりたいが家族と会社を守らなければならないとしか言えないのでした。
この言葉を聞いたレオは、絶望してその場から走り去り、母のもとへと行きます。しかしそこへウィリーの手引きでチンピラが襲ってきます。母を逃がし、どうにかチンピラを撃退したレオは、いよいよ復讐することを誓うのでした。

【結】- 裏切り者のあらすじ4

裏切り者のシーン2 その翌日、汚職と事件の真相をめぐる聴聞会が開かれます。ここにはフランクとその妻らも出席しています。フランクは役人たちと裏取引をし、ウィリーを見限ることでどうにかこの窮地を切り抜けようという心づもりでいます。
しかしいよいよ聴聞会が始まるというまさにその時、警官に伴われてレオが出廷してきたのでした。どういうことかと詰め寄るフランクに警官は、レオは聴聞会の後に自首するとのことを伝えます。
それを聞いたフランクは警官に、レオは犯人ではないと言いました。

その頃ウィリーは、職場も婚約者も失ったと呆然自失の体でフランク宅に合鍵を返しに行きます。そこに偶然、学校から帰ってきたエリカと出会うことで2人は別れる、別れたくないの言い争いになります。別れたくないとすがるウィリーを触らないでと拒絶するエリカはもみ合いになり、その拍子にエリカは階段から落ちてしまいます。恐る恐る上からのぞき込むウィリー、真下にはピクリとも動かないエリカの姿が。

はずみでエリカを殺してしまったウィリーは、車の車内で泣いていたところを警察に捕まります。

一方の聴聞会では、レオは無実だと発表されます。
と、そこに警官が入ってきて、フランク夫妻にたった今、エリカが亡くなったことを告げるのでした。

最後にレオは、地下鉄車両の落札は汚職や賄賂にまみれていること、叔父のフランクもまたその汚職に関与した者として告発をします。

こうして自身の無実を証明したレオは、今度こそ母のために心を入れ替えて真面目に生きていくことを決意したのでした。

みんなの感想

ライターの感想

レオがどこかで踏みとどまれば、犯人にされることはなかったはずです。ところが友人のウィリーにそそのかされて、流されていくうちにどんどん追い詰められていきます。
これといって大きな盛り上がりもなく、淡々と物語は進んでいきますが、だからこそリアルで怖いなと感じさせてくれます。

映画の感想を投稿する

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

映画「裏切り者」の商品はこちら