映画:誘う女

「誘う女」のネタバレあらすじと結末

誘う女の紹介:1995年にアメリカで製作された犯罪コメディ。ジョイス・メイナードによる同名小説をガス・ヴァン・サント監督がニコール・キッドマン主演で映画化。有名人になるという欲望に取りつかれた女性と、彼女の野望に巻き込まれる高校生たちの姿をモキュメンタリー風に描いていく。第53回ゴールデングローブ賞では、ニコール・キッドマンが主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を獲得した。

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誘う女の主な出演者

スザーン・ストーン(ニコール・キッドマン)、ラリー・マレット(マット・ディロン)、ジミー・エメット(ホアキン・フェニックス)

誘う女のネタバレあらすじ

【起】- 誘う女のあらすじ1

舞台はアメリカ、ニューハンプシャー州リトルホープ。ある一人の女性が起こした事件がこの小さな街を騒がせていました。美人お天気キャスターが夫を殺したというのです。女の名前はスザーン、夫は料理店を経営するイタリア系のラリーでした。

二人の出会いは、スザーンが天気キャスターになる前、ラリーの店を偶然訪れたことから始まりました。ラリーは人形のように美しいスザーンに一目ぼれし、すぐに夢中に。しかし、ラリーの姉でアイスダンサーのジャニスは事件後のインタビューで、弟の恋に反対していたことを明かしました。第一印象で感じたスザーンの冷たさが気になったのです。しかし、そんなジャニスの言葉も意に介さず、ラリーはスザーンと交際し続け、やがて二人は結婚式を挙げハネムーンに出発しました。

事件後、テレビに出演したラリーとスザーンの両親たちは、二人の結婚に乗り気ではなかったことを打ち明けました。スザーンの父親は娘が学歴で劣る男を選んだことを心配し、ラリーの父親は息子に同じイタリア系の女性と結婚することを望んでいました。しかし、二人の仲睦まじい様子を見ている内に、そんな気持ちは次第に薄れて行ったといいます。

しかし、新婚旅行を楽しく過ごす裏で、スザーンはラリーに内緒でテレビ業界とのコネクションを掴もうと動いていました。スザーンの夢はテレビに出て有名になることであり、そのために新婚旅行先に多くの有名人が集まるフロリダの有名ホテルを選んでいたのです。その事実を明かしたのは、リトルホープの女子高生のリディアでした。スザーンはその美貌ですぐにテレビ業界の大物を虜にしますが、この業界で成り上がるためには枕営業が必要とほのめかされると、落ち込んでしまうのでした。

その後、リトルホープに戻ったリディアは地元の小さなテレビ局に自分を売り込み、お天気キャスターに就任することに。持ち前の美貌と洗練された口ぶりでスザーンは見事にお天気キャスターとしてのデビューを飾り、ラリーはそんな妻の姿を誇らしく思っていました。

【承】- 誘う女のあらすじ2

その後もスザーンは精力的に活動し、地元高校生のドキュメンタリーの撮影を企画しました。そこでスザーンは、初心なリディア、不良のラッセルとジミーに目をつけます。ジミーは自分を「ジェームズ」と呼んでくれるスザーンにすぐに夢中になりました。スザーンとの出会い以来、ジミーはスザーンの天気予報を見るたびに妄想しながらマスをかくという日々を送るようになっていきます。

そんな中、スザーンは深刻な問題に追われるようになっていました。ラリーがスザーンに妊娠を望み、もっと家庭的になるよう望んできたのです。しかし、スザーンにとってテレビ業界での成功が最大の人生の目的であり、家庭の幸福などその二の次でした。スザーンはしだいにラリーの存在が煩わしく感じるようになっていきました。

「話したのが失敗だった、彼女はあれを聞いて思いついたはずよ」…スザーンを友達のように慕っていたリディアはカメラの前でこう振り返りました。リディアは母親が護身用に銃を持っていることをスザーンに明かしたことを後悔していました。それからほどなくして、スザーンが考えたある計画のためにリディア、ラッセル、そしてジミーの人生は狂わされていきました。

ある夜、スザーンはラリーの留守を狙ってリディアとジミーを自宅に招きました。スザーンはジミーを誘惑し始め、やがて気分が乗ってくるとリディアに愛犬の散歩を頼み、二人は寝室に向かいました。散歩から帰って来たリディアは二人が寝室で事に及んでいる場面を目撃し、目を見開いて驚くのでした。

【転】- 誘う女のあらすじ3

その後もスザーンとジミーは恋人のような時間を過ごしました。そして、ジミーをすっかり虜にすると、スザーンはラリーから激しい暴力を受けていると泣きながら嘘の言葉を口にし始めました。ジミーの純粋な気持ちを利用し、ラリーを殺すよう言葉をささやくスザーン。ジミーがラリー殺害をためらう様子を見せると、スザーンはラリーを殺してくれなければラッセルを誘惑すると脅迫めいた言葉を口にしました。スザーンを手放したくないジミーは来週殺人を実行に移すことを約束します。

そして、計画の実行日。その日はスザーンとラリーの結婚記念日でした。ジミーとラッセルはラリーの家に侵入し、リディアの母親の銃をラリーに突きつけました。スザーンの言葉とは異なり、まったく暴力性を感じさせないラリーの態度に困惑するジミー。ジミーは何度も銃口を引くのをためらいましたが、スザーンとのセックスを頭に思い浮かべながら決意を固め、ついにラリーを射殺してしまいます。そして、リディアが運転する車に乗り、殺害現場を後にしました。

ラリーの家族は悲しみに沈み、スザーンも被害者の妻を演じ切り、怪しまれないようにリディアたちとも距離を取っていました。ジミーはスザーンに会えない日々に寂しさを感じていました。しかし、ジミーたちに完璧な犯罪ができるわけもなく、現場に残された証拠からすぐにジミーとラッセルは逮捕されることに。やがて、疑いの目はジミーたちを取材していたスザーンにも向けられ始めました。警察はリディアに盗聴器をつけ、スザーンとの接触を指示。警察の目論見通り、スザーンはラリー殺しについて語り、これが決め手となりスザーンは逮捕されることとなりました。

【結】- 誘う女のあらすじ4

しかし、スザーンは優秀な弁護士をつけ、すぐに保釈されることに。すると、スザーンは報道陣を前にしてラリーがコカイン依存症で、ジミーたちが薬を売りつけていたと真っ赤な嘘を語り出しました。この中継を観ていたラリーの父親は激怒し、バットでテレビを破壊してしまうのでした。

それから間もなく、スザーンの元にテレビ業界の大物と思しき人物から極秘の出演オファーが届きました。スザーンはテレビ出演に向けて、事件について独白する自身を映した映像を製作。映像が完成すると、早速約束の場所へと向かいました。しかし、約束の場所は人気のない雪道でした。不審に思いつつも、そこに現れた上品な中年男性に手を引かれ歩くスザーン。そして、湖の前に建てられた小屋の中へと連れられて行くのでした。

それから時間が経ち、ラリーの父親に一本の電話がかかってきました。電話の主はあの中年男性で、ラリーの父親は男性からの報告を聞くと「分かった、恩に着る」と返答し電話を切りました。ラリーの父親と母親が感慨深い表情で見つめ合っているのと同じ頃、スザーンはあの小屋の目の前に広がる凍った湖の中に眠っていました。

舞台はジミーが服役する刑務所へ。ジミーはカメラの前でスザーンへの愛を語っていました。ジミーはスザーンに会いたい気持ちが強い一方で、「彼女がどんな顔だったのか思い出せない」といいます。そして、「また夢で会いたい」とスザーンへの思いを口にしました。

カメラは再びリディアを映し出しました。リディアはスザーンが「テレビに出てこそ有名になれる」と語っていたことを打ち明け、そして、今回の事件がきっかけで自身にテレビ出演のオファーが多数来ていることも明かしました。「スザーンが妬むわ」…この一言を最後に、リディアへのインタビューは終了しました。

そして、舞台は再びスザーンが眠る湖へ。そこには、華やかな衣装を着て凍った湖の上を笑顔で舞うジャニスの姿がありました。

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みんなの感想

ライターの感想

後にアカデミー賞を受賞する俳優が多く出ているだけあり、それぞれの俳優たちの個性的な演技に注目です。特に、主人公にいいように利用される少年を演じたホアキン・フェニックスの愁いを帯びた演技が印象的でした。何より驚かされたのは当時の線の細さで、美しさすら感じさせるほど整った顔立ちに魅せられます。ドキュメンタリー調のサスペンスという物語構成もおもしろく、満足度がとても高い作品だと思います。
  • あれさんの感想

    最後のジャニスはスザーンの間違いですよね?

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