「誘拐ラプソディー」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

誘拐ラプソディーの紹介:2010年製作の日本映画。“誘拐”という人生最大の賭けに挑み、思いもよらぬ出来事に巻き込まれる男の姿を描く高橋克典主演のクライム・サスペンス。誘拐犯、ヤクザ、警察の三つ巴の逃亡劇が展開!

あらすじ動画

誘拐ラプソディーの主な出演者

伊達秀吉:高橋克典 篠宮伝助:林遼威 黒崎哲夫:小野寺慶之、小野寺文哉 篠宮多香子:YOU 篠宮智彦:哀川翔 黒崎保:船越英一郎 (特別出演) 斉藤工務店の親方:ベンガル 回転寿司の板前:寺島進 シゲさん:笹野高史 遠藤:木下ほうか 公園の男:品川徹 斉藤工務店のおかみさん:角替和枝 黒崎康代:美保純 栗林:山本浩司 キン:渡来敏之 タカ:日向丈 桜田:菅田俊 岸田:榊英雄(押尾学の代役) 組員:森本のぶ

誘拐ラプソディーのネタバレあらすじ

【起】– 誘拐ラプソディーのあらすじ1

誘拐ラプソディーのシーン1

画像引用元:YouTube / 誘拐ラプソディートレーラー映像

38歳の前科者の男・伊達秀吉は、運が悪い男です。妻子も住む家もなく320万円の借金を抱えている秀吉は、斉藤工務店の仕事先も辞めました。

春。満開の桜を見上げながら秀吉は「死ぬにはちょうどいい日だ」と考えます。暮らしていた東京都足立区から埼玉県さいたま市大宮まで商用車で移動した秀吉は、そこで自殺を考えていました。桜の木に縄をかけて首を吊りますが、枝が折れて落ちてしまいます。

首吊り自殺に失敗した秀吉は商用車に戻ると、車内でカッターナイフを取り出します。今度は手首を切ろうとしますが、怖くてできません。りきんだ拍子におならが出てしまいました。秀吉は車の外に出て嘆きます。

すると後部座席から男の子が車外に出てくると「くさいよ。おならはトイレでしてよね」と秀吉に文句を言いました。見知らぬ男児の出現に、秀吉は驚きます。

少年は塾に行く途中らしいのですが、サボって目に留まった秀吉の車に隠れていました。家出をしたいと少年は話します。秀吉は少年を追い払おうとしますが、幼いにもかかわらず携帯電話を持っていることや、高台から見える住宅街の庭が広い豪邸を指して「あそこがおうち」と聞いたことで、ふと誘拐を思いつきます。

前科者の秀吉には、刑務所で知り合ったシゲさんという刑務所仲間がいました。シゲさんは秀吉にかつて「一気に大金を得るには誘拐がお勧めやで」と言って、誘拐の完全犯罪をする鉄則を教えてくれたことがありました。秀吉の脳裏にそのことばがよみがえります。

シゲさんのことば「鉄則その1、絶対に身元がバレない携帯を手に入れること」…男児の手にある携帯がうってつけです。「鉄則その2、顔見知りの子は狙わないこと」…男児とは初対面です。「鉄則その3、地元ではやらないこと」…秀吉は自殺のために、東京から大宮までやってきていました、地元ではありません。

すべて条件をクリアしていると確認した秀吉は、少年の名前を聞きました。篠宮ジョーだと少年は答え、6歳(もうすぐ7歳)だと答えました。秀吉は少年から携帯を借ります。

シゲさんのことばには続きがあります。「鉄則その4にして最大のカギや。誘拐したガキはすぐ始末せい」…顔を見られているから、解放したあとで犯人の自画像や名前などから辿られる恐れがあるからだそうです。いたいけな少年を殺す気が咎めた秀吉は、商用車のボディに書かれた「斉藤工務店」という文字を試しに読ませました。すると少年はまったく読めません。秀吉の特徴を聞いても「鼻の下に口がある。目が2つある」程度の回答だったので、殺すまでもないと考えた秀吉は、少年に「お前の家出、いっしょに行ってやる」と言いました。少年は喜びます。

少年の携帯を借りた秀吉は、脅迫電話を早速かけます。自宅宛てに電話をかけると、出たのは少年の母・篠宮多香子でした。秀吉は鼻をつまんで作り声で、少年を誘拐したことを伝えます。その際に多香子が「よりによって、うちの子を?」「伝助の声を聞かせてください」と言ったので、秀吉は驚きます。少年の「ジョー」というのはあだ名の自己申告で、本名は伝助でした。

秀吉が身代金として2千万円を要求すると、「その程度なら家にある」という答えが返ってきました。そこで金額を5千万円に吊り上げます。声だけでも聞かせてくれと言われたので、伝助の声を少し聞かせてすぐ切りました。

電話を切ったあと、秀吉は伝助に「お前の家出を手伝ってやる」と言いました。伝助は大喜びし、旅の軍資金として持っている金を秀吉に渡します。6歳にして数万円を所持しており、秀吉はご機嫌で伝助を車に入れると発進しました…。

(映画タイトル)

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