「闇金ドッグス6」のネタバレあらすじと結末の感想

闇金ドッグス6の紹介:2017年8月5日公開の日本映画。実際に起きた事件をヒントに、お金に翻弄される人々の人間模様を描いた『闇金ドッグス』シリーズ第6弾。ラストファイナンスの社長・安藤忠臣は、元イケメンホストの須藤司とともに債務者たちを追い込む日々。そんななか、忠臣の前に10年以上前に別れた恋人・荒木未奈美が現れる…。

予告動画

闇金ドッグス6の主な出演者

安藤忠臣(山田裕貴)、荒木未奈美(西原亜希)、伊良部慎太郎(長谷川忍)、早乙女(山本竜二)、車の債務者(吉岡そんれい)、荻野良一(堀部圭亮)、須藤司(青木玄徳)

闇金ドッグス6のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①仲介者・早乙女を通じて『イージーカンパニー』の荻野から債権を買い取った忠臣は、債務者の伊良部が行方不明で回収不能と知る。妻・未奈美は忠臣の元カノ。伊良部は臓器を売って戻ったが債権譲渡を知らず、荻野に金を支払っていた。 ②荻野から金を取り戻すため、忠臣は痴呆症の未奈美の祖父を使い1500万円を巻き上げ、伊良部たちに金を分けた。

【起】- 闇金ドッグス6のあらすじ1

安藤忠臣は若くしてヤクザの組長でしたが、あることがきっかけで足を洗い、闇の金融業を営むことになりました(映画『闇金ドッグス』参照)。
東京の大都心の雑居ビルに事務所を構えて、『ラストファイナンス』の仕事を順調にこなしていました。元ホストの須藤司というアルバイト店員も雇い、10日で3割、通称:トサンの利息を取って金を貸していました(映画『闇金ドッグス2』『闇金ドッグス3』参照)。
その後、事務所を引き払う必要に迫られた忠臣は、横浜に拠点を移し、完済した元債務者の不動産物件に賃料を払って事務所を借りました。利息もトイチ(10日で1割)に変更し、闇金業を続けています(映画『闇金ドッグス4』参照)。
司の戸籍上の妻・まなみが借金をして行方不明になり、借金のツケが司に回ってきました。あせった司はまなみと連絡を取ります。
認知症の母を抱えて苦しむ契約社員の修理工・沼岸は、解雇されて生活保護受給を頼みました。ところが貧困ビジネスの五条に騙されます。
事情を知った忠臣と司が、福祉課の安本を五条にぶつけて200万円を得て、司の妻・まなみの借金返済に充てました。
残りの金を沼岸に渡すつもりだったのですが、沼岸は母を連れて無理心中を図った後でした(映画『闇金ドッグス5』参照)…。

…忠臣は再び事務所を東京都に戻していました。府立市錦町に『ラストファイナンス』の事務所を構えています。
忠臣から100万円を借りてギャンブル三昧の男は、愛車である会社を海に落とされそうになります。返済日で10万円を渡さねばならないのに、2万円しか持っていない男は、「5分で100万稼げるバイトを紹介するぞ」と忠臣に言われますが、怖くてそのバイトの詳細を聞く気になれません。
仕方なく外車を手放すことにしました。忠臣はそれを売り、借金返済に充てます。

忠臣のところへ仲介業者の男・早乙女が、借用書の債権の買い取りを勧めに来ました。
借用書の額面が1000万円のものを、500万円でどうかと売りつけてきます。
債務者は伊良部慎太郎という、新進気鋭のデザイナーでした。3年前にフンドシの新ブランド『フンドシックス』を立ち上げ、けっこうな評判を呼びました。一時は大手アパレルメーカーからも発注があったそうです。
しかし1年前に吉祥寺に店を出してから経営が悪化し、借金を抱えるようになりました。
忠臣は400万円にまけさせて、『イージーカンパニー』の荻野良一という男から債権を買い取ります。

【承】- 闇金ドッグス6のあらすじ2

元ホストの司は、借金の回収に疲れていました。
司は自分のせいで、債務者の沼岸が母を連れて無理心中を図ったことを気に病み、人知れず苦しんでいました。無理な取り立てをしようとすると、沼岸のことが脳裏に浮かび、吐いてしまうのです。
忠臣に相談できず、司はひとりで苦しみました。

司の内心の苦悩を知らない忠臣は、人間の身体の値段は価値があると言います。
たとえば、骨髄はグラム200万円で、皮膚は1平方cmあたり1000円になります。
眼球、臓器、血液などすべて集めると31億円でした。死に方ひとつで人間も金になると言い、忠臣は司の借金回収の悪さを指摘します。

債権を買い取った伊良部宅に行った忠臣は、留守のアパートの郵便受けに、名刺と債権譲渡通知書の複写の封筒を入れて去りました。
後日、それを見て伊良部の妻と名乗る女性が現れます。
その女は忠臣の元カノ・荒木未奈美でした。10年ぶりの再会です。
未奈美は、本当に伊良部が行方不明で、失踪届は出したと告げました。金融業者をしている忠臣を見て「昔はろくに計算もできないバカヤンだったのにね」と言います。

債権を買い取った『イージーカンパニー』の荻野と連絡を取ろうとしても、無理でした。住所はでたらめな番地が書かれていました。
仲介業者の早乙女に問い合わせても「この業界、信頼が第一ですから」と、荻野への橋渡しを拒否されます。

借金を返すために、未奈美はスナックでホステスとして働き始めました。
ところがその店は売春斡旋もおこなう店でした。客をあてがわれた未奈美はあせり、忠臣に助けの電話をかけます。
見捨てることもできず、忠臣は駆け付けました。相手の客を殴ります。
助けておいてもらいながら、未奈美は「あれじゃヤクザと同じじゃない」と忠臣を叱責します。忠臣が自分を捨ててヤクザの道を選んだことを、恨んでいました。
未奈美はまだ忠臣のことが好きでした。2人は関係を持ちます。
忠臣は「離婚すれば借金がチャラになる」と告げますが、未奈美は「別れたら、一緒になれる?」と忠臣に質問しました。忠臣は答えません。

金を貸していた女性に狂言の自殺を目の前でされた司は、精神的に参っていました。
「闇金やってて、幸せですか?」と、酔って忠臣に詰め寄ります。
「闇金って、何守るんですか? けっきょく金じゃないですか。これじゃ野良犬どころか、ドブネズミですよ」
そう言い捨てる司に、忠臣は何も言いませんでした。

【転】- 闇金ドッグス6のあらすじ3

未奈美から通帳を見せられた忠臣は、イージーカンパニーから法外な金が振り込まれているのを知ります。
「そういえば、最初は借金じゃなかった」と未奈美が言い出し、忠臣は詳細を聞き出しました。
最初は荻野に才能を見込まれたとして、伊良部は定期的に投資目的で援助を受けていました。それがいつのまにか借金にすり替わっていたのです。
事情を聞いた忠臣は「それは押し貸しだ」と指摘しました。詐欺の手口で、一方的に口座に金を振り込んでおいて、あとで法外な利息を請求するものなのです。

単なる借金ではなく、『イージーカンパニー』の荻野が仕掛けたものだと知った忠臣は、荻野と接触を考えました。
別の携帯番号から電話をかけ、木下という名で留守番電話に何度も「金を借りたい」というメッセージを残します。
何度かかけていると、荻野が電話に出ました。忠臣は荻野の居場所を突き止めます。
荻野と顔を合わせた忠臣は、『ラストファイナンス』と名乗り、伊良部の件をぶちまけました。しかし荻野に悪びれた様子はありません。
だまされる伊良部と忠臣のほうがマヌケなのだと、荻野に笑われながら忠臣は事務所をあとにしました。なんとかやり返したいと思います。

事務所に戻ると、車椅子の男が忠臣を訪ねていました。その男こそが、伊良部慎太郎でした。
伊良部は妻の未奈美にも内緒で、タイのバンコクへ臓器を売りに行っていました。消息不明だったのは、国外に行っていたからです。
左目と左の睾丸、左の腎臓を売って『イージーカンパニー』への借金を完済したと言う伊良部は、忠臣の書類は偽造したものだと思っていました。
『イージーカンパニー』の荻野は伊良部をタイへやり、その間に債権を忠臣に譲渡していたのです。返済しなくてもいい金を、伊良部は荻野に渡していました。
忠臣は、一計を案じます。

忠臣の元へ外車の男(オープニングの男)が懲りもせず金を借りに来ましたが、忠臣は相手にしません。

伊良部はポジティブでした。未奈美に「タイの方が日本より、フンドシのムーブメントを起こせそうだ」と言います。
未奈美は指輪を質に入れて10万円持ってきますが、そんな小手先の手法だといつか破綻を迎えます。
忠臣は未奈美に「離婚しろ、そしてじいさんを呼んで来い」と言いました…。

【結】- 闇金ドッグス6のあらすじ4

未奈美は離婚し、荒木未奈美に戻ります。
忠臣は未奈美の祖父・荒木弘彦に3000万円を貸しました。連帯保証人として、荒木未奈美がサインします。
作った借用書を仲介業者の早乙女に、「これ、1500万円で転売してくれないか」と頼みました。
早乙女はその借用書を『イージーカンパニー』の荻野に持って行きます。荻野は承諾し、債権譲渡の契約をして、1500万円が忠臣の元に入りました。
(この場合、早乙女の仲介手数料は買い取った荻野が支払う仕組み。先述の、伊良部の債権買い取りの場合には、忠臣が支払っている)

荻野のところへ家庭裁判所からの通知が届き、債権の契約が無効だと知ります。
荻野は怒って仲介業者・早乙女を詰問し、自分をはめた相手・忠臣のところへやってきました。
忠臣は2つの罠を仕掛けていました。
1つは契約書の屋号を『ラストファイナンス』ではなく、司がおこなっている女性専用の金貸しの屋号『ウィーメンダイヤル』を使っていました。荻野と先日事を構えたばかりなので、『ラストファイナンス』名義だと警戒されるからです。
もう1つは、未奈美の祖父を債務者に選んだところです。未奈美の祖父・弘彦は痴呆症で、任意後見契約が発行されていました。この場合には財産管理の判断能力がないとして、契約は無効になるのです(ただし成年にかぎる)。

自分が騙されたと知った荻野は「訴えてやる」と言いました。
忠臣の事務所の奥から、伊良部と未奈美が出てきます。
忠臣は、荻野がもし自分を訴えれば、対抗措置として伊良部が荻野を訴えると言います。
伊良部を騙した手前、裁判で負けるのは火を見るより明らかでした。荻野は怒りながら去ります。
忠臣は手に入れた金のうち、500万円を伊良部と未奈美に渡しました。伊良部が荻野に臓器を売って支払った代金です。
伊良部と未奈美は頭を下げて、帰りました。

外車の男(オープニングの男)が「これを担保に。ピカソの絵」と言いながら金を貸してくれと現れ、忠臣に殴られます。どうみても贋作でした。

離婚した未奈美は忠臣との思い出の場所へ行き、そこに2人でかけた南京錠がまだあると電話します。
「少しだけ待っててもいいかな」と言いますが、忠臣は行きませんでした。未奈美は南京錠を外し、立ち去ります。
忠臣は司を呼びますが、事務所の机には、チラシの裏に「じひょう オレ ヤめます」という文字が書かれていました…。
(映画『闇金ドッグス7』に続く)

(伊良部の件で忠臣が手に入れた金は300万円)

みんなの感想

ライターの感想

ちょうどいい感じの尺。長すぎず短すぎず、大事なところだけをまとめている感じ。
忠臣の恋愛模様が出てくるのは、ちょっと意外ではあったけど。あの夫婦どうなるんだろう。いちおう離婚したんだよな。
司の今後も非常に気になるところ。次回、なんかの形で司は乗り越えて戻ってくるんだろうけど、展開が気になる。
任意後見制度などについては、『闇金ウシジマくん』のテレビバージョンみたいに、下に文字でも出してほしいな…。
今回は非常に興味深い回だった。

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