「静かなる復讐」のネタバレあらすじと結末の感想

静かなる復讐の紹介:2016年公開のスペイン映画。恋人を殺された男の復讐を描いている作品。ラウール・アレバロの初監督作であり、ゴヤ賞で最優秀作品賞に輝いた。

予告動画

静かなる復讐の主な出演者

ホセ(アントニオ・デ・ラ・トーレ)、クーロ(ルイス・カイェホ)、カルメン(アリシア・ルビオ)、アナ(ルース・ディアス)、ファンホ(ラウール・ヒメネス)、サンティ(マノロ・ソロ)

静かなる復讐のネタバレあらすじ

【起】- 静かなる復讐のあらすじ1

マスクを被った男たちは、宝石強盗を行って慌てて出てきます。何も知らされず、彼らに運転手を頼まれたクーロは、車を急いで発進させます。
しかしパトカーが駆けつけてきます。強盗を行った男たちは、走って逃げて行きます。
クーロは一人車を走らせて、パトカーの追跡をまこうとします。横からきた車と事故を起こし、朦朧としているクーロは車から降ります。そして警官に捕まります。
ホセという男は、とあるカフェに来ていました。そこで知り合いと賭け事をして楽しんでいました。
店の店主はファンホという男で、ホセは彼とも仲良く話します。彼の妹のアナは、夫のクーロが捕まってからの8年間、一人でいて悲しい表情を浮かべていました。面会の時に妊娠して、彼女には幼い息子がいます。
ホセの父は入院していました。ホセは何度も御見舞に行きますが、彼の意識は戻りません。
ファンホのパーティーに呼ばれて、ホセは参加します。アナの義姉のピリも参加して、彼女からこっそりとアナのことを聞きます。
クラブへと行ったホセは、アナを見つけて踊ります。二人はベッドを共にします。
アナは義姉が言った通り、ホセが儲けものだと言います。広い家に住み、他にも家を所有して貸しているからです。
クーロのことを聞くホセでしたが、アナは彼のことを聞かれて暗くなります。
ホセは強盗事件のことを聞きます。他の犯人について、クーロは何も喋りませんでした。
ホセは脅されているのかと思います。アナは付き合った仲間が悪かったのだと言います。

【承】- 静かなる復讐のあらすじ2

ホセは一人、強盗事件の監視カメラの映像を見ます。そこには、何度も銃で顔面を叩かれている女性の姿がありました。
ついにクーロの出所の日となります。家族水入らずで過ごした後、クーロはアナを抱きます。しかしアナは感じておらず、クーロは愛しているのか聞きます。涙を流す妻を見て、クーロは理由を問います。馬鹿にするなと、クーロは怒りが頂点に達して喧嘩となります。
悲しいアナは、ホセを頼って離れた家をしばし貸してもらいます。息子も連れて行きます。
ホセは銃をトランクに入れて、アナの携帯電話でクーロに電話をします。家族に会いたければ、協力するようにと脅します。
ホセの要求は、宝石強盗を行った3人の所在を教えることです。まずはサンティと呼ばれる男を探しに、ジムへとやってきます。
サンティは陽気で酒を振る舞ってくれます。クーロは、フリオとロベールの居場所を聞きます。フリオは故郷に帰っていました。
ロベールは自ら車で突っ込んで自殺しました。元々、酷い男だったことから、最期が悲惨だったことにサンティは納得していました。
べらべらと悪口を言いまくるサンティを見ていて、ホセは怒りを抑えることが出来なくなります。近くにあったアイスピックを手に取り、サンティを滅多刺しにして殺します。
水がないことから、ホセは酒で手を洗うことにします。クーロも近くにいたことから血がついており、一緒に洗います。
服が血まみれなので、ジムのジャージを2着もらって逃げます。ジムの男に呼び止められ、ジャージが高いのだと文句を言われます。ホセは金を払って出ていくことにします。

【転】- 静かなる復讐のあらすじ3

しばらく車を走らせた後、ホセはクーロとホテルに泊まります。ダブルしかなく、一部屋にジャージを着た二人の男が泊まることになります。
ホセはTシャツに付いた血を流しで洗い落とします。クーロは血のついたTシャツを黒いゴミ袋に入れます。
ベッドで横になるホセは、結婚を3ヶ月後に控えた恋人の話しをします。彼女は何度も顔を殴られ、誰か分からないほど酷い状態でした。病院に運ばれた時はまだ生きていましたが、息を引き取りました。宝石強盗事件で犠牲になった女性が、ホセの恋人だったのです。
心配してはいけないと考え、クーロはファンホに電話をしておきます。アナの所在を聞かれたので、喧嘩しただけだと答えておきます。
翌朝、クーロは黒いゴミ袋を外の容器に捨てます。そして車を回して、ホセを乗せます。クーロはホセの状況に同情します。もしも自分が同じ立場だったらと、ホセに伝えます。
一方、アナは携帯が見つからないので、公衆電話からピリに電話をしておきます。来ていることは、兄には内緒にしておいてと頼んでおきます。
アナは家具の上にあったアルバムと、いくつかのビデオテープを見つけます。ホセの思い出を垣間見て、つい微笑みます。しかし、宝石店の映像が映し出されて、アナの表情は一変します。

【結】- 静かなる復讐のあらすじ4

フリオの地元にたどり着いたホセとクーロは、街の人に彼のことを聞いて回ります。そしてフリオを見つけることが出来ます。彼には妻・カルメンがおり、子供ももうすぐ産まれそうでした。
カルメンは、友人だと聞いて料理を振る舞います。カルメン以外の男たちの顔は曇っていました。
フリオは仕事が上手く行っておらず、あまり裕福ではありませんでした。義父から受け継いだ農場で、ブタなどを飼っています。
見に行くか?と誘われて、ホセとクーロは、彼と共に車で農場に向かいます。途中、フリオは黙っていてくれたクーロには感謝しているけども、面倒だけはかけないでくれと頼みます。
農場に到着して、フリオは先に行きます。そしてホセは、トランクにある銃を手に取ります。
クーロはホテルでナイフを手に入れていました。ナイフを隠しながら車を降りますが、銃を持っているホセを見て固まります。
ホセは銃でフリオを脅します。命乞いするフリオは、自分が殴るのを必死に止めたことを説明します。殴っていたファンホをです。
ホセはファンホが殴っていたことを初めて知ります。そこにクーロがやってきて、フリオを殺させまいと、ホセに飛びつきます。
態勢が悪いながらも、ホセはフリオの足を撃ちます。そして納屋に隠れたフリオを見つけ、ホセは彼の頬に銃の横を当てます。一発の銃声が鳴り響きます。
映像を見て気づいたアナは、急いで兄に知らせます。ファンホは納得します。彼の傍には、居眠りしている娘がいました。
バーに戻ってきたホセは、客のいない夜のカフェに入ります。そして一発の銃声が鳴り響きます。ファンホの娘は目を覚まします。
立ち去ったホセは、クーロをアナのいる家まで送ります。クーロはアナとハグをして無事であることに安堵します。ホセは車に乗って去って行きます。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、ハードボイルドでシリアスに描かれています。静かなると称されたタイトルの通り、男の復讐が淡々と行われていきます。せかせかとせずに、じっくりとした演出が雰囲気を高めています。
そんなシリアスな映画ですが、ジャージ姿の男二人が並んで立った時には、つい笑いがこみ上げてきます。狙っているのか、狙ってないのかは分かりませんが、静かなる笑いが巻き起こる場面です。
ホテルの受付の男が、二人を怪しんで見る気持ちも分かります。しかも、ベッドがダブルでオッケーときてますから、より一層怪しんだでしょう。
今作では、気になる場面が存在します。それは、フリオが生きているのかどうかです。頬の横に銃を置いていたので、銃声を鳴らしただけ?と思ってしまいました。しかしそれ以降フリオが登場してないことから、殺しているのかもしれません。
ファンホは確実に殺されたと思えます。二人が死んでいるシーンを見せないとこも、ハードボイルドで良かったです。ただ、サンティだけはボコボコでした。彼が首を刺さされてるシーンは、少々グロかったです。

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