映画:騙し絵の牙

「騙し絵の牙」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

騙し絵の牙の紹介:2021年3月26日公開の日本映画。小説家・塩田武士が大泉洋をイメージしあてがきしたミステリーを、大泉洋主演で映画化。出版社・薫風社社長が急逝し、次期社長の座を巡り権力争いが勃発。専務が大鉈を振るい雑誌が次々に廃刊の危機に陥る中、変わり者編集長・速水は起死回生の奇策を講じる。監督は、「羊の木」の吉田大八。大泉洋は、笑顔の裏に牙を秘める編集長・速水を演じる。ほか、新人編集者の高野を「蜜蜂と遠雷」の松岡茉優が、改革派の専務・東松を「Fukushima 50」の佐藤浩市が演じる。2020年6月19日から公開延期。

騙し絵の牙の主な出演者

速水輝(大泉洋)、高野恵(松岡茉優)、矢代聖(宮沢氷魚)、城島咲(池田エライザ)、郡司一(斎藤工)、伊庭惟高(中村倫也)、柴崎真二(坪倉由幸)、三村洋一(和田聰宏)、(石橋けい)、(森優作)、(後藤剛範)、(中野英樹)、伊庭綾子(赤間麻里子)、(山本學)、宮藤和生(佐野史郎)、謎の男(リリー・フランキー)、高野民生(塚本晋也)、二階堂大作(國村隼)、江波百合子(木村佳乃)、久谷ありさ(小林聡美)、東松龍司(佐藤浩市)

騙し絵の牙のネタバレあらすじ

【起】– 騙し絵の牙のあらすじ1

騙し絵の牙のシーン1

画像引用元:YouTube / 騙し絵の牙トレーラー映像

2019年。

老人の男性・伊庭喜之助が愛犬のジャーマン・シェパードを連れて、散歩に出かけます。犬は喜びいさんでリードを引っ張りながら、どんどん進んでいきます。喜之助は速足でそれについていこうとしますが、息が切れるようになりました。犬は休むことなく先を急ぎ、リードを持つ喜之助の顔に疲れが見えます。

しばらくして公園内で、リードを引きずりながら歩いている犬が見つかりました。飼い主である喜之助は、途中で倒れたようです。

大手出版社・薫風社の創業者・伊庭喜之助79歳が急逝しました。喜之助は出版界のカリスマとも呼ばれているほどで、彼の死が与える影響は計り知れません。薫風社を誰が継ぐか、次期社長争いが勃発します。

喜之助の妻・綾子は後妻で、綾子との間に子どもはいません。ひとり息子・伊庭惟高はまだ若く、後見人の役割を果たしているのは宮藤和生でした。惟高はアメリカ・ニューヨークの子会社へ異動になる予定で、社長のポストに就くわけではありません。

もうひとり社内で権力を持つのは、東松龍司という男です。ヘビースモーカーの彼の「とうまつ」という苗字をもじって「きかんしゃトーマス」というあだ名がついています。

次期社長争いをめぐって「喜之助の後ろ盾を務める宮藤」「薫風社を叩き上げでのしあがった東松」の双方が派閥争いをします。宮藤のもとには『小説薫風』の女性編集長・江波百合子がついておりますし、東松には食えない人物・速水輝がついていました。

高野恵は『小説薫風』の若手編集者です。実家が本屋で自らも本が大好きな高野は、最終選考に残った新人の原稿に目を通していました。喜之助が倒れた時も、帰社した高野は無名の新人・矢代聖の原稿を、嬉しそうな顔で読みふけっていました。電話が鳴って慌てて受話器を手にした高野は、原稿にコーヒーをこぼして焦ります。

喜之助の急逝は予定にないものでしたから、二階堂大作の文豪生活40周年記念パーティーと通夜が重なります。二階堂の機嫌を取りたい薫風社は、パーティーの手伝いをする予定を入れていました。通夜を抜けて会場へ足を運んだ高野は、編集長の江波、三村と共にフォローに回ります。

そこへ速水が顔を出しました。速水は東松に指示を受け、廃刊寸前のカルチャー雑誌『トリニティ』の編集長に就任する予定です。二階堂と面識があった速水がやってくると、あれこれ話しかけ始めました。そばにいた高野に二階堂の作品についての意見を求め、高野は思わず「主人公の女性観に少し古さを感じる」と正直な感想を言って、二階堂の機嫌を損ねてしまいます。高野は知らないことですが、大御所の二階堂の機嫌を損ねないように、『小説薫風』ではもう長いこと、二階堂の原稿に赤を入れる(校正)者はいませんでした。

専務の東松は薫風社の大改革を打ち出します。本は小売店などを経由して本屋の店頭に並びますが、先代の喜之助は手間と時間の削減のために、薫風社の本を直接本屋に届けるという企画を考えていました。これは通称『プロジェクトKIBA』と呼ばれています。喜之助亡き後もプロジェクトKIBAを推し進めようとした東松は、外資ファンド代表の郡司一と話し合いをしました。郡司は「東松は惟高の腹違いのきょうだいだ」という都市伝説の真偽を問いますが、東松はのらりくらりと交わして答えません。

東松はまた、『小説薫風』を月刊誌から季刊誌に変えると言い出しました。隔月誌をすっ飛ばしていきなりの季刊誌なので、薫風社内部では大いに揉めて〝薫風の乱〟とまで言われます。

そんな上層部の派閥争いとは、高野は無縁だと思っていました。『小説薫風』の新人登竜門の編集会議に参加した高野は、矢代聖の作品を推します。しかし江波は八代を却下しました。埋没させるには惜しいと考えた高野は、矢代の原稿を持ち歩きます。

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