映画:10×10テンバイテン

「10×10テンバイテン」のネタバレあらすじと結末

10×10 テン・バイ・テンの紹介:2018年製作のイギリス映画。ルーク・エヴァンス主演、激しい復讐心に囚われた男と恐ろしい秘密を抱える女のバイオレンススリラー。ルイスは花屋を営むキャシーを誘拐。さらにルイスは、自ら作成した10×10フィートの防音室にキャシーを閉じ込め、抵抗する彼女にあることを要求する…。

あらすじ動画

10×10テンバイテンの主な出演者

ルイス(ルーク・エヴァンス)、キャシー・ニューランド(ケリー・ライリー)、デニス(ノエル・クラーク)、ウェイランド(ジェイソン・メイザ)、ジェン(ジル・ウィンターニッツ)、アラーナ(オリヴィア・チェネリー)

10×10テンバイテンのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①キャシーはルイスという男に白昼堂々拉致され、10×10フィートの部屋に監禁される。キャシーは解放すれば金を渡すと言うが、ルイスの要求は金ではなく、繰り返しキャシーに名を問う。 ②キャシーは偽名で、看護師という立場を利用し、病院で3人の患者を殺していた。そのうちの1人がルイスの妻、ルイスはキャシーが犯人だと思い、自白を促していた。

【起】- 10×10テンバイテンのあらすじ1

アメリカ・ジョージア州アトランタ。

〝キャシーの花〟という生花店を営む女性キャシー・ニューランドを、向かいにあるダイナー(飲食店)で男性・ルイスが見張っていました。
キャシーは見られていることに気づかないまま、店を閉じた後、ダイナーに入ってきます。
車へ乗り込んだキャシーは、フィットネスクラブへ行ってヨガをしました。
その間、ルイスは尾行の車でガムテープと結束バンドを用意します。

フィットネスクラブから出てきたキャシーは、白昼堂々、ルイスに拉致されます。
駐車場まで来たところを、背後からルイスにビニール袋を顔にかぶせられ、「騒ぐと殺す」と囁かれました。
ルイスはキャシーの口にガムテープを貼ると、後ろ手に拘束し、両足にも結束バンドで固定します。
ルイスは自分の車を横につけ、キャシーをトランクに入れました。
誰も気づかないまま、キャシーはルイスに連れて行かれます。


ルイスは車を自宅へつけ、ガレージの扉を開けました。
ガレージは電動ですが、微妙に開閉が悪く、ルイスは車をおりてつっかい棒をします。
トランクからキャシーを出したルイスは、自宅へ連れ込むと、この日のために用意していた隠し部屋に入れました。

隠し部屋は10×10フィート(10フィート=約3m)の広さで、壁面は厚み120mmの白いコンクリートで覆っています。
防音加工をしているから、騒いでも無駄だと言い聞かせた後に、ルイスはキャシーの口に貼ったガムテープを剥がしますが、それでもキャシーは騒ぎました。
ルイスは部屋を去ります。

隠し部屋には、監視カメラと録音マイクが仕掛けられていました。
カメラを覗きながら、キャシーの声が聞こえていることをマイクは確認します。
連れ込む時に床についた血痕を、ルイスは拭き取りました。暴れたキャシーの手首、足首が結束バンドとこすれて、出た血です。

監禁されたキャシーは、必死で助けを呼びました。
出口は一か所しかなく、それは巧みに外の廊下からは隠されています。
換気口に気付いたキャシーは、そこへ近づいて大声を出しました。
しかし家の周囲は林で、人家は近くにありません。


ルイスには娘・サマーがいました。家政婦のアロンドラも雇っています。
サマーは行事で留守にしており、帰りは翌日でした。
家政婦のアロンドラにも、休みを取らせています。

拳銃に銃弾を装填したルイスは、キャシーを監禁した部屋に入ると「本題に入ろう」と言います。
キャシーは「お金ならある。5万ドル(約555万円)貯金している」と言いました。

【承】- 10×10テンバイテンのあらすじ2

ルイスは「君の仕事にしては、金を貯めたな」と言った後、「金なんかいらない」と告げます。
ルイスが名前を問い、キャシーは「キャシー」と答えました。ルイスは部屋を去ります。

時間を置いて部屋に入った時、キャシーがルイスを殴って逃げようとしました。
キャシーは家の電話を使って通報しようとしますが、ルイスが発砲したために通報できませんでした。
キャシーは降参した振りを装い、ルイスに頭突きを食らわせます。
ルイスは少しの間、気絶しました。
自分のスマホを見つけたキャシーは、それを使って通報しようとしますが、電波状況が悪くてかないませんでした。とっさに自分のポケットに、スマホを隠します。

台所で包丁を手に入れたキャシーは、ルイスに包丁を向けながら疑問を口にしました。
監禁部屋でルイスが「君の仕事にしては、金を貯めたな」という発言が、気になったのです。
気絶から目覚めたルイスは動じることもなく、椅子に座ると、用意していた食事に手をつけました。向かい側にはキャシー用の食事も用意されています。
ルイスは「殺す気なら、殺している」と言いました。そのとおりだと思い、キャシーも席につきます。

ルイスが繰り返したのは、先ほどと同じ問いでした。
「名前を言えば、話の本題に入れる」と繰り返します。
キャシーは「キャシー」と繰り返しますが、ルイスは納得しませんでした。
再び争いになり、キャシーはルイスの首を絞めますが、ルイスもキャシーを殴ります。

車が家に近づいてきました。
ルイスは慌ててキャシーを監禁部屋に戻すと、応対します。
やってきたのは、家政婦の中年女性・アロンドラでした。
アロンドラは食器が割れているのを気にしますが、ルイスはアロンドラを帰します。

部屋に監禁されたキャシーは、スマホで通報を試みますが無理でした。
タイルの隙間に爪を立てて、剥ごうとします。


また部屋に入ってきたルイスは、キャシーに立て続けに質問しました。
キャシーはよどみなく答えますが、ルイスはそのどれもが嘘だと指摘します。
銃を向けたルイスは、「本当のことを話せ」と言いました。
「言わなければ、次は頭を撃つ」と言い、キャシーは先ほど答えたものと、まるきり違う素性を白状します。

【転】- 10×10テンバイテンのあらすじ3

ルイスはキャシーの素性を調べており、本当は質問するまでもなく、すべて知っているのです。
大事なのは「名前を言わないと、本題に入れない」とルイスが繰り返し言う、この言葉でした。
出身地や出身校を正直に言い出したキャシーですが、しかしルイスが名前を聞くと「キャシー」と答えます。
「それは、死んだ君の双子の妹の名前だ」とルイスが指摘するに至り、やっとキャシーは本名を口にします。

…キャシーの本当の名前は、キャシー・ニューランドではなく、ナタリー・A・スティーブンスでした。
それを聞いたルイスは、「君は本題を、もう知っているはずだ」と言って部屋を去ります。
(何度もルイスが部屋を去るのは、キャシーをひとりにすることで頭を冷やさせるため)

(注:キャシーの本当の名が判明したが、ややこしくなるのでキャシーのままで記載させていただく)


再びスマホで通報を試みたキャシーは、電波が悪いながら警察に通報できます。
「拉致されたの。携帯を追跡して。拉致された車はたぶん、ダッジ」と言ったところで、キャシーのスマホが所持品から消えているのに気付いたルイスが部屋に踏み込み、スマホを壊します。
スマホが壊されたので、GPSを使っての追跡は無理になりました。
キャシーは監禁部屋に残されて、泣きます。

再びやってきたルイスに、キャシーは「すべて話す」と言います。


…キャシーは、ウィスコンシン州のグリーンベイの出身です。
本名はナンシーで、双子の妹・キャシーがいることは、先に明かしました。
父はアメフトのコーチをしており、母は看護師でした。
姉妹はイーストスター高校に通う、ごく平凡な少女のはず、でした。

状況が一変したのは、姉妹が高校時代の時です。
父がアメフトの仕事で知り合ったチアリーダーと、駆け落ちしたのです。しかもそのチアリーダーは、妹の親友でした。
双子の姉妹はそれまで、敬虔なクリスチャン信者でした。
信じていれば幸福でいられるという教えを、信仰しています。

父の駆け落ちを嘆き、父に棄てられたと感じた妹は、自殺しました。
双子の妹の死にショックを受けたキャシー(本名はナンシー)は、それでも看護師の勉強をし、医療関係の仕事に就きます。

【結】- 10×10テンバイテンのあらすじ4

善良に暮らしていた自分たちが、神様に裏切られたと感じたキャシーは、罪人を裁くことを考えました。
病院に勤務していたキャシーは、3人の患者を殺します…。


キャシーが殺害した3人の患者のひとりが、ルイスの妻・アラーナでした。
つまり今回の「キャシーの拉致監禁」は、キャシーから自白をうながすためのものだったのです。

しかし…。
キャシーはルイスに対し、「罪人だったから殺した」と言います。


…キャシーが殺害した3人は、それぞれ罪を犯していました。
1人目の被害者ジョン・ランプティは、重婚していました。
2人目の被害者ジェーン・スペンサーは、夫に暴力を振るわれたと警察に証言していました。
ところがそれは真実ではありません。
慰謝料をせしめるための嘘で、夫は暴力など振るっていなかったのです。

そして3人目の被害者であり、ルイスの妻であるアラーナ・M・ルイスは、浮気をしていました。
看護師であるキャシーは、アラーナの元へ浮気相手が何度も見舞いに来ていたことを話します。
アラーナがめかしこんで、ホテルのバーで飲んでいたことも話しました…。


キャシーはそれら3人の患者を、勤務していたオール・エンジェルズ病院で、薬物を投薬して殺していました。
ルイスの前でキャシーは「私がやった」と認めます。

キャシーの自白を引き出したルイスは、しかし妻の浮気のことを初めて知り、動揺しました。
川のそばでしばらく頭を冷やしたルイスは、監禁部屋に戻るとキャシーに自首を勧めます。
キャシーはルイスの首を刺すと、自首する気がないことを告げました。
ルイスを殺害するために、銃を探します。

そこへ家政婦・アロンドラと娘・サマーが戻ってきました。
アロンドラはキャシーに撃たれ、死亡します。
キャシーはサマーを人質にすると、サマーのことを「あなたの娘? そう信じているの?」とルイスに詰め寄りました。
ルイスは娘のキャシーの安全を考え、「自首しなくてもいい」と説得しますが、「やりとりを録音していた」と明かします。
キャシーは動揺しました。その隙にサマーが逃げます。

揉み合いになったルイスは、キャシーを銃で撃ちました。その後、隠れたサマーを探します。
サマーを保護したルイスは、録音したUSBメモリーを持って逃げようとしました。
しかしガレージの背後にキャシーが、銃を持って立ちます。

銃には弾が残っていませんでした。キャシーは巨大フォーク(牧草をまとめる農具)でルイスを刺そうとします。
ルイスがキャシーを突き飛ばすと、キャシーはガレージの扉に挟まりました。ガレージの扉のつっかい棒が取れたのです。
扉に挟まり、キャシーは死にました。ルイスは抱き寄せます。
パトカーが近づくサイレン音を聞きながら、ルイスはサマーに「俺の娘…」と言いますが、脳裏には疑念がよぎっていました。
(キャシーの証言が正しければ、サマーが浮気相手の子である可能性も否めない)

みんなの感想

ライターの感想

うーん、微妙。ただの拉致監禁ものとは、少しテイストが違う。
一般的には拉致されたキャシーが被害者で、ルイスが悪者なのだが、今回はそれが逆。
ルイスは妻殺害の犯人がキャシーと見抜き、自白を録音するために監禁していた。
さらに…キャシーはルイスが浮気されていたという事実を突きつける。
こうやって書くと「話の展開はけっこう面白い」。のだが、そこに至るまでがとにかく長く感じられるのだ。
上映時間89分だが、もっとコンパクトにできる。拉致した後、何度も部屋を行き来して、ただ名を問うだけの繰り返しは、正直くどい。

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