映画:KEY(キー)死体の中の遺留品

「KEY(キー)死体の中の遺留品」のネタバレあらすじと結末

KEY(キー)/死体の中の遺留品の紹介:妻を惨殺され、その犯人が見つからず、事件が迷宮入りしてしまったという過去を持つ検死官。ある日、彼が検死した死体から、謎めいた古びた「鍵」が発見される。それ以来、彼はその鍵の虜になってしまう・・・というサスペンス・ドラマで、「謎めいた鍵」に魅入られてしまった人々の悲劇を描いた作品です。

あらすじ動画

KEY(キー)死体の中の遺留品の主な出演者

マーティン(ネイサン・サスフォード)、クレア(ジェシカ・ニコル・ウェブ)、スコット刑事(アーサー・リチャードソン)、サマンサ(ファラー・ラヴァッサニー)

KEY(キー)死体の中の遺留品のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- KEY(キー)死体の中の遺留品のあらすじ1

KEY(キー)死体の中の遺留品のシーン1 検死官を務めるマーティンは、2年前に妻のサマンサを惨殺され、しかも犯人が見つからず事件が迷宮入りするという暗い過去を背負っていました。そんなマーティンが今回検死したのは、精神科医のジョナサン・シュー博士。手首の傷から自殺したものと推察されましたが、博士の死体にはひとつだけ、通常と異なる部分がありました。博士の胃の中から、古びた鍵が発見されたのです・・・。
それ以来マーティンは、この「謎めいた鍵」の虜になります。妻の事件を担当したスコット刑事が、博士の死因を知るため訪ねて来ますが、マーティンは刑事にも鍵のことを語らずに、自分で鍵の「謎を解く」ことに夢中になっていきます。
マーティンはまず鍵屋に行き、この鍵が普通の鍵ではなく、ひとつの建物の全ての鍵を開けられるもの、いわゆる「マスター・キー」であることを知ります。そして鍵に書かれた数字「1433」について聞きますが、これは鍵屋の主人にもわからず、恐らく作られた年代ではないかという回答でした。

【承】- KEY(キー)死体の中の遺留品のあらすじ2

KEY(キー)死体の中の遺留品のシーン2 そしてマーティンの元に、シュー博士の娘、クレアがやって来ます。父親の死に不審を抱いたクレアが、ワラにもすがる思いで検死官のマーティンを訪ねてきたのでした。クレアの真剣な訴えと、若く美しい容貌にも惹かれたマーティンは、鍵のことをクレアに打ち明けます。その夜マーティンは、妻の死に関する悪夢にうなされますが、夢の中で「ダビデの賛歌、143章の3節」という言葉を聞きます。それはまさに、あの鍵に書かれていた数字でした。
マーティンは妻の葬式を担当してくれた神父に会い、詩編のことを聞きます。神父は、それは悪魔に魂を奪われようとしている、迷える魂の歌だと教えてくれますが、それが死体から出てきた鍵に書いてあったと言ったとたん、態度が豹変。鍵を持たせてくれと懇願し、マーティンが断ると、「ここにいろ」となかなか帰そうとしないのでした。
続いて鍵屋から、有力な情報が入ります。例の鍵を持った男の写真を見つけたのです。その男は、サンタフェ鉄道病院で働いていました。マーティンはクレアと共に、今は廃院となっている病院へ潜入。ランドールの使っていたロッカーを発見しますが、ビルの管理人に見つかってしまいます。そして、ランドールはひと月前に自殺したと聞くのでした。

【転】- KEY(キー)死体の中の遺留品のあらすじ3

KEY(キー)死体の中の遺留品のシーン3 次にマーティンは、博士の部屋で見つけたボイスレコーダーから、バドという患者がランドールと知り合いだったことを突き止めます。そして、バドも「鍵」を探していたことを。マーティンは、今は精神病院に収容されているバドと面会。バドは、「あの鍵は、何かを開けるものではない」と嘘ぶき、更にマーティンの妻と知り合いだったと語ります。マーティンはバドが妻を殺した犯人ではないかと考えますが、その時バドは病室で手首を切り、命を絶っていました。
バドが言い残した、「あんたの奥さんとは趣味が一緒だった。『快楽の園』さ」という言葉をクレアに話すと、クレアは一枚の絵をマーティンに見せます。ヒエロニムス・ボスという画家の描いた、「快楽の園」という絵があったのです。天国、快楽を教授する地上の楽園、地獄という3枚の絵で構成された絵画に、マーティンは魅入ります。そしてクレアは、地獄のパートの中に、あの「鍵」の絵が描かれていることを指摘するのでした。

【結】- KEY(キー)死体の中の遺留品のあらすじ4

KEY(キー)死体の中の遺留品のシーン2 まもなく、クレアと一夜を共にしたマーティンでしたが、翌朝見知らぬ公園で目を覚まします。そしてスコット刑事から、鍵屋が死んだことを聞かされます。マーティンは、博士のレコーダーから、博士がランドールから「鍵」を入手したことを知り、クレアを探しに廃院へ向かいます。全ては、クレアの仕組んだことでした。鍵を得るために博士に睡眠薬を飲ませ、自殺に見せかけて殺したのです。唯一の誤算は、検死官であるマーティンが、自分より先に鍵を奪ってしまったことでした。
クレアはマーティンを殺し、鍵のことを知る人間を抹殺して「独り占め」するつもりでしたが、マーティンは隙を突いて逆襲、クレアを殺害。鍵を廃院の古い焼却炉に投げ捨てるのでした。
マーティンはその後、クレア殺害の罪で留置場に収監されます。面会に来たスコット刑事が、マーティンの妻の殺人関する捜査が再開されたことを告げます。そして刑事が焼却炉から鍵を見つけたことを知らせると、マーティンはただ留置場の中で、笑い続けるのでした。

みんなの感想

ライターの感想

妻を殺害した犯人が見つからず、事件が迷宮入りしてしまったという過去を抱える検死官が、死体から見つけた謎めいた鍵。その謎を追求するうち、主人公は妻の死の真相にも近づいていくのでした・・・というホラータッチのサスペンスですが。結局最後まで「鍵の謎」が明かされないままというというのは、賛否両論あるところでしょう。見たもの触れた者を虜にしてしまう、怪しくも魅惑的な鍵を、製作側は本作で「大いなるマクガフィン」として扱ったのかもしれません。
なので、モヤモヤしたまま終わるのは勘弁!という方にはちょっとオススメ出来ない作品ではありますが、全編を覆う不穏なムードはなかなか素敵でございます。更に、現在もその解釈を巡って議論が交わされているという名画「快楽の園」をキーワードのひとつに持ってくる、現実の「謎」を作品の中に取り込む手法は、西洋版諸星大二郎のようで、オカルティックな興味を盛り上げてくれます!
ただ、ちょくちょく出てくる「ちょっとエグめのシーン」が、ことごとく「夢だった」ってオチは、あまり繰り返されると「またか~」となってしまうのが難点かなと。最終的に鍵の謎も、奥さんの死の真相も「ほのめかされる」程度で終わってしまうのは、「解決編」が見たい!と思ってもしまいますが。製作側は「語らずに終わる美学」を選んだということでありましょう。クレアさんもビューティフルでしたし、ちょっとくたびれたフォレスト・ウィテカーみたいな刑事さんもいい味出してましたし、「悪くない」作品でしたよ!

映画の感想を投稿する

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

映画「KEY(キー)死体の中の遺留品」の商品はこちら