映画:ONAIR殺人ライブ

「ONAIR殺人ライブ」のネタバレあらすじと結末

ON AIR 殺人ライブの紹介:自宅の地下室で海賊ラジオを放送しているDJの、その生放送中に、連続殺人鬼から電話が入る。今俺は、若い女性を監禁している。俺がこの女を殺さないように説得してみせろ!という、殺人鬼の理不尽な要求に戸惑い苦しむDJだったが・・・というストーリーで、殺人鬼に追い詰められていく主人公の描写と、殺人鬼を追う刑事の物語が交互に描かれる構成になっています。

あらすじ動画

ONAIR殺人ライブの主な出演者

ドックロック(マルクス・クフヌーケン)、ナイトスラッシャー(チャールズ・レッティンハウス)、ブリックス(ロナルト・ニットシュッケ)、タラ(ヤスミン・ロート)

ONAIR殺人ライブのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ONAIR殺人ライブのあらすじ1

ONAIR殺人ライブのシーン1 自宅の地下室から海賊ラジオを放送しているDJ、通称「ドック・ロック」は、最近巷で話題の連続殺人鬼「ナイトスラッシャー」をやり玉に挙げて、一体犯人はどんな奴だと思う?と、リスナーから勝手な意見を募集していました。するとそこへ、なんとナイトスラッシャー本人からの電話が入ります。
「これからいつものように、1人の女を殺すつもりだ。残りの放送時間で、俺に殺しをやめさせるよう、説得してみろ。」
最初はタチの悪いイタズラかと思ったドックロックでしたが、電話の向こうから聞こえる女性の悲鳴に、これは「本物」だ、大変なことになったと青ざめます。
元々殺す気マンマンのナイトスラッシャーは、ドックロックにコインを投げさせ、自分が回転させた手鏡の表裏とが一致したら、女を助けてやるとか。女の両手や額、腹に1から5までの数字を書き、ドックロックの言った数字の部分をチェーンソーで切断するなど、あからさまにドックロックを追い詰めて楽しんでいるようでした。

【承】- ONAIR殺人ライブのあらすじ2

ONAIR殺人ライブのシーン2 一方、ナイトスラッシャーの事件を追っていた刑事のブリッグスは、路上に停車していた車のトランクに、若い女性の死体を発見します。トランクの裏側には血文字で「ROSE」と書かれ、手首を切り取られた無残な殺され方に、ブリッグスはナイトスラッシャーの新たな犯行だと判断。更に車の下に、切断された手首を発見。その指差す先に小屋があるのを見つけ、潜入していきます。
潜入した小屋には、両手に小さな花束を持った、首のない女性の全裸死体が。しかも手や足を、別の胴体に繋ぎ合わせた跡があり、ブリッグスは「ヤツのパズルのピースは、まだ埋まっていない」と考えます。花束に添えてあった手紙を読むと、「真実は、パンドラの箱の中にある」と書いてありました。
部下の警官から、フロイトの心理学で、人の心理が性欲と密接な関係にあるという話を聞いたブリッグスは、「パンドラの箱」とは性器のことではないかと推察。首のない死体の性器を探ると、そこに女性の身分証が隠されていました。更にブリッグスは、置き去りにされていた車の中に、文字パズルがあるのを発見。文字を並べ替えると、「スコーピオン」の名前が浮かび上がります。ブリッグスは、ナイトスラッシャーの狙いがスコーピオンの娘ではないかと察します。

【転】- ONAIR殺人ライブのあらすじ3

ONAIR殺人ライブのシーン3 ドッグロックを追い詰めるナイトスラッシャーの要求は、尚も続きます。「俺を誰だか当ててみろ」とナゾナゾを出しますが、ドッグロックには全く答えがわかりません。更に、ドッグロックに「お前が今までに犯した、最大の過ちはなんだ?」と問い詰めます。放送時間終了まで10数分となり、ドッグロックは仕方なく、ひき逃げをした「過去の過ち」を告白します。
ナイトスラッシャーはドッグロックに、ひき逃げをした相手に謝罪しろと命令。ドッグロックは、知っていながらずっとかけられなかった電話番号にダイヤルします。事故のため車イス生活を送っていた被害者は、バーで他の客と一緒にドッグロックの放送を聞いていました。そこに、ジャーナリストのスコーピオンもいました。ブリッグスからスコーピオンあてに(娘が狙われているという)電話が入りますが、スコーピオンはラジオに夢中で、電話に出ることなく切ってしまいます。
ナイトスラッシャーがラジオの生放送に電話していることを知り、今監禁しているのがスコーピオンの娘ではないかと考えたブリッグスでしたが、車の死体を調べ直したところ、自分の娘からケータイに送られてきた写メと同じイレズミが、死体にあることを見つけます。すると、娘のケータイは、今この死体を殺した犯人の元にある・・・監禁されているのは、ブリッグスの娘、タラだったのです。ブリッグスは急いで自宅へと向かいます。

【結】- ONAIR殺人ライブのあらすじ4

ONAIR殺人ライブのシーン2 放送時間終了が迫り、被害者に謝罪したドッグロックでしたが、ナイトスラッシャーは容赦しません。「もっと『最悪のこと』をしただろう?」と問い詰めると、ドッグロックは若い娘がレイプされている現場を見て、助けもせず通報もせず、そのまま見逃してしまったことを告白します。その時に、覆面をしてレイプしていた男が、ナイトスラッシャーだったのです。
ナイトスラッシャーはレイプしながら、ドッグロックに見つかり、しかも彼が「見逃した」のに気付いていたのでした。その時からナイトスラッシャーは、ドッグロックが「自分と同じ人種だ、同じモンスターだ」と考え、この「番組ジャック」を計画していたのです。ナイトスラッシャーは、車で轢いた被害者、助けなかった娘に懺悔する意味で、手の指を切り落とせとドッグロックに命じます。さもなければ、監禁している娘の命はないと。


迷ったあげく、放送時間終了間際に、指を切り落とすドッグロック。そこへ妻が帰ってきて、何事かと尋ねますが、ドッグロックにこれまでのことを説明する気力は残っていませんでした。そこでドッグロックは、自分が指を「本当に切り落としたかどうか」を、ナイトスラッシャーが「俺には分かる」と言っていたのを思い出します。持っていたコインの裏表を決めさせたり、放送を中断しようとするのを辞めさせたり・・・まるで自分のことが相手に「見えている」ように思えたドッグロックは、ここでようやく衝撃の事実に気付きます。
ナイトスラッシャーはなんと、今ドッグロックがいる、防音で囲われた放送室の「隣の部屋」に、若い娘を監禁していたのです。ナイトスラッシャーは、ドッグロックの自宅に潜入していたのでした。そして「これからお前の奥さんと娘に会いに行く」と告げ、ナイトスラッシャーは部屋を出て行きます。外からカギをかけられ放送室に閉じ込められたドッグロックは、壁のレンガを砕いてなんとか脱出を試みます。

ドッグロックの妻は、娘を連れて放送室のある地下室へ逃げこみます。脱出したドッグロックは妻子に、放送室に隠れているように指示。ナイトスラッシャーと決着をつけるべく、上の階へと上がっていきます。その頃ブリッグッスは自宅に到着しますが、そこに娘もナイトスラッシャーもいないことに愕然とします。しかし、娘が残した書置きから、標的は「隣の家」にいることを知ります。ブリッグスとドッグロックは「お隣同士」だったのです。
ドッグロックはナイトスラッシャーが娘を監禁する際に使った薬品をスラッシャーに注射しようとしますが、気付かれてしまいます。勝ち誇ったように笑うナイトスラッシャーでしたが、自分の拘束を解いていた監禁されていた娘が、スラッシャーを背後から攻撃。そこにブリッグスも突入してきて、ナイトスラッシャーを逮捕します。

ようやく長い夜も終わりを告げるかと思いましたが、ナイトスラッシャーを連行するブリッグスは、スラッシャーから奪い返した娘の携帯を確認したあと、体がマヒし始めたことを感じます。スラッシャーは携帯の数字ボタンにトゲを仕込み、押すと指に刺さって体に毒が回るよう細工していたのです。次第にかすむ視界の中で、ブリッグスはナイトスラッシャーの高笑いを、なすすべもなく聞いていたのでした。

みんなの感想

ライターの感想

ローカルな地方ラジオで気ままな放送をしていたDJを突然襲う、「監禁殺人生中継」という恐怖。自分がなんとかしないと、捕らわれた女の命はない。でも、どうすれば・・・?というサスペンスと、刑事が犯人が残したヒントから「謎解き」をしていく過程を、交互に描く構成になっています。
しかしながら、ラジオ放送のリスナーとして描かれるのが地元の一軒のバーに集う馴染みの客だけ、というのは予算の関係もあるでしょうけど、少し物足りなかったでしょうか。しかもその「少ないリスナー代表」の中に、ドッグロックが過去に轢き逃げした人や、辛口ジャーナリストまでいるっていうのはちょいと「都合良過ぎ」でもあるかなと。
で、最初はこのスコーピオンというジャーナリストの娘が拉致されたのか?と思わせておいて、実は刑事さんの娘だった!という中盤の展開は、必要だったのかしらとも思いますし、あげく殺人鬼が「ラジオ放送している部屋の隣にいた」とか、刑事さんとDJの家が「お隣同士だった」という強引極まりない「タネ明かし」は、ビックリするというよりは「んなアホな!」と呆れてしまうの方が確率が高いかもです。
最初は覆面を被っていたナイトスラッシャーがあっさり素顔を見せちゃうのも、正体不明の怖さを感じなくなっちゃうマイナス要因の方が大きそうですし、複数の死体を繋ぎ合わせた「首なし死体」も、結局「ヒントの隠し場所」以上の意味を持たなかったりと、色々と猟奇的事項を詰め込もうとして、上手く納まりきらなかった感はありましたかね・・・?
ツギナギな首なし死体や、数字の「1」を書いた手を切断されちゃう娘さんの悲惨さなどはなかなか「素敵な描写」として悪くなかったんですけどね、監禁殺人のラジオ生中継というアイデアも、悪くないとは思うのですが。設定や物語をあれこれヒネろうとして「ヒネり過ぎちゃった」作品という印象だったでしょうか、はい!

映画の感想を投稿する

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

映画「ONAIR殺人ライブ」の商品はこちら