映画:PITY ある不幸な男

「PITY ある不幸な男」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

サスペンス映画

PITY ある不幸な男の紹介:2021年10月8日公開のギリシャ&ポーランド合作映画。カンヌ国際映画祭脚本賞受賞作「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」のエフティミス・フィリップが脚本を手掛けたサイコスリラー。事故で昏睡状態に陥った妻を抱え、周囲に支えられて暮らす男。妻が目覚めた時、男の狂気が覚醒する。監督のバビス・マクリディスはギリシャの新鋭。

PITY ある不幸な男の主な出演者

弁護士(ヤニス・ドラコプロス)、妻(エヴィ・サウリドウ)、クリーニング屋(マキス・パパディミトリウ)、被害者の娘(ノータ・ツェルニアフスキー)、隣人(ジョージナ・クリスティオティ)、被害者の息子(ニコス・カラタノス)、秘書(エヴドシア・アンドロウリダキ)、祖父(コスタス・コトゥラス)、病院の青年(パナギオティス・タースリス)

PITY ある不幸な男のネタバレあらすじ

【起】– PITY ある不幸な男のあらすじ1

PITY ある不幸な男のシーン1

画像引用元:YouTube / PITY ある不幸な男トレーラー映像

(『PITY』=『残念、同情、かわいそうな』)

ポーランドの海辺の町。現在。

「弁護士」の男性は10代の息子と海や列車が臨める場所にある、綺麗なマンションの一室に暮らしています。健康で礼儀正しく、仕立てのよい上品なスーツを着ています。しかし「弁護士」の妻は不慮の事故によって、昏睡状態に陥っていました。「弁護士」は病院でずっと眠ったままの妻を看病しています。周囲は「弁護士」の不運を同情し、優しくしています。「弁護士」もそれを享受しており、心地よさを感じています。

「弁護士」は朝に起きるとベッドに腰かけて、しばらく嗚咽を洩らします。頭を下げてがっくりと肩を落とし、しばらくのあいだ泣き声を立てます。

【誰かに同情しているときの様子を、再現してくれと言われても難しい。

そんな時に人は目を伏せ、うなだれて相手に言う。

「なんといったらいいか。気をしっかり持って」とかなんとか】

午前7時、「弁護士」は玄関の前でスタンバイします。やがてドアチャイムが鳴るので、「弁護士」は扉を開けます。隣人の女性がドアの前に立っており、オレンジケーキを持ってきてくれました。隣人はいつもケーキを焼いてきてくれるのです。

隣人は「弁護士」に妻の容態を聞きます。「弁護士」が「残念ながらまだ危篤で」と答えると、隣人は「なんといえばよいか…気をしっかり持って」と声をかけました。

隣人からもらった手製のオレンジケーキを、「弁護士」と息子は朝食にします。愛犬・クッキーもおすそ分けをもらいました。朝食後、「弁護士」は出勤します。

「弁護士」の仕事場も整頓された綺麗なオフィスです。浜辺とヨットが描かれた大きな絵が壁に飾られています。「弁護士」が現在担当しているのは、殺人事件の被害者の遺族でした。高齢の父親を犯人に殺された娘と息子を担当しています。娘と息子とはいっても、もう中高年です。

仕事が終わると「弁護士」は妻が眠っている病院へ顔を出します。息子は横でゲームをしていますが、「弁護士」は妻に顔を寄せて、裁判の話題をえんえん語って聞かせます。付き添いの看護師が遅れて到着すると、交代で「弁護士」たちは帰ります。

下りのエレベーターをロビーで待ちながら、「弁護士」は椅子に座っている母子が気になります。点滴している幼い息子に寄り添っている母親は、憔悴していました。

帰りにクリーニング屋に立ち寄った「弁護士」は、洗濯物を出すと綺麗に洗いあがった服を引き取ります。クリーニング店主は「弁護士」に妻の容態を聞いて、「相変わらずだ」と聞くと眉を寄せて、少しだけ料金を安くしてくれます。

「弁護士」は老齢の父親とも話をします。犬は妻のことを好きでいつも隣で寝ていたから、事故以来ずっと元気がないと話します。それは自分も同じで、めっきり白髪が増えたとこぼします。父親は「弁護士」の髪の毛をかき分けてチェックすると「白髪なんかないぞ。思い込みだ」と答えます。

翌朝、また「弁護士」はベッドに腰かけて肩を落とすと、号泣する「練習」をします。息子も父の毎朝の行事を知っていました。

【涙が通る道すじを私はよく知っている。

それは胃から肺、食堂を通り頸動脈を通って目からあふれ出す】

「弁護士」がドアの前で待っていると、隣人がドアチャイムを鳴らしてまたケーキを持ってきてくれました。「弁護士」はそれを受け取ると、息子と一緒に食べます。犬もおすそ分けをもらいました。食べた後に身支度をして出勤します。

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