「THEWAVEウェイヴ」のネタバレあらすじと結末の感想

THE WAVE ウェイヴの紹介:2008年制作のドイツ映画。独裁について学ぶ実習に参加した高校生が、洗脳されていく姿を描いている。実話に基づいた物語で、デニス・ガンゼルが監督を務め、ユルゲン・フォーゲル主演で贈る作品。

予告動画

THEWAVEウェイヴの主な出演者

ライナー・ベンガー(ユルゲン・フォーゲル)、ティム(フレデリック・ラウ)、マルコ(マックス・リーメルト)、カロ(ジェニファー・ウルリッヒ)、デニス(ヤコブ・マッチェンツ)、アンケ・ベンガー(クリスティアーネ・パウル)、ジナン(エリアス・ムバレク)、リーザ(クリスティーナ・ド・レゴ)

THEWAVEウェイヴのネタバレあらすじ

【起】- THEWAVEウェイヴのあらすじ1

体育教師のライナー・ベンガーは高校に勤めています。生徒からは慕われていて元気です。妻のアンケは同じ高校の教師で、湖近くの家に住んでラブラブです。
そんなベンガーは無政府主義の実習を受け持ちたいと考えていました。しかし、ビーラント教師が完璧な実習計画をしてきたので、独裁の実習を受け持つことになります。
ベルリンに5年不法居住し、労働デモにも詳しいベンガーは、校長に相談してビーラントに交換を頼みに行きます。ビーラントは応じてくれませんでした。
生徒のマルコは水泳部、カロとリーザは演劇部に所属しています。3人は1週間の実習に、独裁について申し込むことにします。
月曜日、独裁の実習が始まり、大勢の生徒が選んでくれます。ベンガーは自分なら無政府主義を選ぶのに、生徒たちが独裁に興味を持っているに感心します。
実習が始まり、まずは独裁の意味を考えていきます。独裁政治とは、個人や団体が大衆を支配下に置くことです。ギリシャ語の自ら治めるという言葉が語源でした。
独裁制では、個人や団体が強大な権力で、法律を都合よく変えてしまいます。生徒たちはナチスが最低であることや、東ドイツ人以外は責任を感じてないなど、討論が暗い雰囲気になっていきます。
ベンガーは10分の休憩をはさみ、席替えをすることにします。そして独裁制の基本的な条件として不満が挙げられます。不可欠なのは指導者でした。
誰が指導者をするか表決をとることになり、ベンガーがすることになります。今週はベンガー様と呼ぶことになり、発言は立ってすることになります。
全員でやることになりますが、不良のケビンは反抗的な態度をとります。ベンガーは強制ではなく、参加は自由だからと、帰るようにと言います。
ケビンは友人のジナンやボンバーと出ていきます。しかし、ジナンやボンバーは卒業したいこともあり、教室に戻ることにします。
実習が再開され、次のテーマはどんな条件で起こるか考えます。リーザは高い失業率と不満が導くと発表します。他の生徒たちは、インフレや政治への幻滅、愛国主義などを挙げていきます。
今日の実習は終わり、生徒たちは面白かったと帰っていきます。自宅に帰ったベンガーは、遅くまで実習の資料を作ります。

【承】- THEWAVEウェイヴのあらすじ2

火曜日、生徒たちは独裁制の軍隊のように、ベンガー様と立って挨拶します。ベンガーは準備運動で筋肉をほぐすように指示し、全員の足踏みが揃うまで、その場で行進を続けさせます。
下の階で実習してるのがビーラントだったのです。天井の破片を落としてやると意気込みます。
席替えをしたのは仲良しと引き離して、成績の良い者と悪い者を隣同士にし、クラス全体の底上げを図るためでした。無政府主義のクラスに負けないため、団結の力を用いるのです。
ビーラントは足踏みが迷惑だったと校長に訴えます。すると、無政府主義の生徒が独裁に移りたいと言ってきて、ビーラントは去っていきます。
実習で、団結を示すものとして制服が挙げられます。実習の期間だけ、ベンガー様は制服を着ることを提案します。白シャツとジーンズなら誰もが持っていると考えて決めます。
水曜日、カロだけ似合わないからと制服を着てきませんでした。参加者のモナは、行き過ぎた実習内容に変更することにしました。
今日の実習ではグループ名を考えることにします。いくつも挙手による案が出ていく中、ベンガーはカロだけ中々当てませんでした。
やっとこさ当てますが、冷たい態度で接します。結局、グループ名はカロの案にはならず、ウェイヴになります。
グループ名が決まって、生徒たちはネットに載せたり、ロゴを作ったりと団結していきます。良い雰囲気に思えますが、カロだけは違和感を覚えていきます。
ウェイヴのティムは、パンクたちからヤクを売ってくれと頼まれます。ウェイヴにのめり込みだしたティムは、彼らとの接触を嫌がり始めます。
それを見たジナンたちがカツアゲだと思って助けに行きます。パンクたちはクソ独裁組めと去っていきます。
ジナンは携帯を教えとくから、また絡まれたら電話するようにと言います。ウェイヴの結束が高まっていきます。
カロはマルコとの接触を避け始めます。マルコはリーザに、カロが勝手に留学を決めたことなど相談します。
演劇部では、カロが来ないので配役を変えてしまいます。デニスがベンガー様の真似をするかのような強い指示を出したのです。それにより、演劇は上手くいきます。
リーザはカロに、その様子を後からカメラで見せます。勝手に配役を変えたことを傲慢と思わないのか聞くと、リーザは洗脳されてるかのように言いなりにならないと言い放ちます。
ケビンは実習には戻りませんが、ウェイヴには入ることにします。そしてカロの弟のレオンをメンバーに加えます。
ベンガーは生徒たちが意欲的になり、変わり始めたと嬉しくなります。しかし、アンケは職員室でも噂になっていることから、ベンガーを避け始めます。
ウェイヴのロゴが完成して、数名のメンバーが集合します。そのロゴのシールを町中に貼ったり、建物などにスプレーで描いていきます。パンクたちのマークも上から消してやります。ティムは建設途中の高所の建物に侵入し、カバーにロゴを大きく描いてしまいます。

【転】- THEWAVEウェイヴのあらすじ3

木曜日、ウェイヴの敬礼を考えたと生徒が喜んでいます。それは手を使って、波(ウェイヴ)のような仕草になります。
レオンは他の生徒に、敬礼をすれば入り口を通すと封鎖をし始めます。カロが気付いて、ベンガーに相談します。
ベンガーは残り一日だから最後まですると言いますが、カロは制御不能だと注意をします。ならコースを変更しろと、ベンガーの意思は固いです。
カロは新聞部に行き、生徒たちにウェイヴ反対のメールを送ることを考えます。モナも協力してくれますが、マルコがやってきて、別の用に行ってしまいます。
ケビンたちが道を歩いていると、パンクたちがマークを消したことを理由に喧嘩を売ってきます。ティムがネットで入手した銃を取り出し、パンクどもは恐れて帰っていきます。ティムは演習用の空砲だから大丈夫と言いますが、ウェイヴのメンバーは彼を恐れます。
カロはマルコに目を覚ましてと言いますが、彼は応じてくれません。ウェイヴのホームページに書き込まれた脅しのコメントを言っても、マルコは作り話かもと気にしませんでした。
ベンガーが自宅に帰ると、ティムが警護すると押しかけてきます。家族から孤立してると言うので、ベンガーは相談にだけ乗ることにします。
ティムはベンガー様と言い続け、中々帰りませんでした。ベンガーが帰るようにと外に出します。
マルコはウェイヴのパーティーに行き、リーザとキスをしてしまいます。出席者は酒を飲んで盛り上がり、明日の水泳部の試合の応援を頼むと言います。
カロはパソコンの調子が悪いのか、メールを送信できませんでした。チラシを作って床に置いていきます。
校内の電気が切れていき、鍵も閉められてしまいます。恐怖する彼女は、開いてるドアを見つけて急ぎ足で帰ります。
金曜日、ベンガーは朝刊を取りに行きます。ロゴが描かれた建物のカバーを見つけます。更にティムが外で一晩過ごしていて驚きます。登校したウェイヴのメンバーは、床に置かれたチラシを見つけて破棄することにします。
実習が始まり、ベンガーはロゴのことで、度を越していると生徒たちを怒ります。生徒たちはベンガーに冷たい視線を送り始め、実習にやる気がなくなっていきます。実習のレポートを生徒たちは提出して帰ります。
水泳部の試合が始まり、ウェイヴのメンバーたちは玄関に立ちます。応援に来た生徒たちに、制服に着替えるように指示していったのです。
制服に着替えないカロとモナには、アウェー側に行けと道を通しませんでした。2人はドアを探し出し、観客席にチラシをばらまいていきます。
水泳部の試合では、ジナンが相手選手と喧嘩になって、水中に引きずり込みます。相手選手は鼻血を出し始め、ベンガーが止めに入ります。試合は中止となります。
アンケはベンガーを責め、崇拝されて喜んでたと追求します。ベンガーが言い返すと、アンケは人として腐ってしまったと言い放ちます。我に返ったベンガーは引き止めますが、アンケは家を出ていきます。

【結】- THEWAVEウェイヴのあらすじ4

マルコとカロはチラシのことで喧嘩になります。マルコは大好きだったカロを殴ってしまいます。
ベンガーに自分が殴った理由が分からないと相談しに行きます。おかしな規律と独裁が原因と考えて、実習を止めるように呼びかけます。ベンガーは考えとくと言って、まだ止めませんでした。
校長から電話が来ても、責任をとる前に生徒たちと話しをすることにします。そしてウェイヴのメンバーに、明日12時講堂にてウェイヴの集会を開くから、同志とシンパに転送をとメールを送ります。
土曜日、制服を着たウェイヴのメンバーが講堂に集まります。ベンガーはティムとボンバーに、ドアの鍵をかけるように指示します。
そしてベンガー様となり、メンバーのレポートを読みます。目的や理想を支持することや、どんな犠牲でも払うなど、メンバーの書いたレポートの内容は、まさしく独裁に洗脳されているものでした。
ベンガー様はウェイヴを存続するべきだと大声で主張し始めると、メンバーはついてきます。ドイツの失業率のことや経済のことなどを例に出し、格差に関することも主張します。
テロに関することや、地球が破壊されてること、大富豪たちのやり方も許せないと訴えていきます。
マルコは我慢できなくなり、生徒たちに目を覚ますように訴えかけます。しかし、生徒たちはウェイヴこそ正しいと拍手をしています。
ベンガー様はマルコを邪魔者と考えて、メンバーにステージに連れてこさせます。マルコを殺すのか拷問するのか問いかけ、生徒たちにこれが独裁の事実だと説明します。
ベンガーはマルコを心配し、自分たちが特別だと思い込む独裁の状況の恐ろしさを生徒たちに教えます。そしてやり過ぎたと謝罪し、自分の責任だからとウェイヴの終わりを告げます。
しかし、生徒たちは長所もあったと食い下がります。ベンガーは帰るように指示します。
これで終わったと思いきや、ティムが銃を取り出します。彼にとってウェイヴは命でした。
どうせ空砲だろと言われ、ティムはボンバーの肩を撃ちます。ベンガーが落ち着かせようとすると、近づくと撃つと言ってきます。
撃ってしまえば指導者を失うと交渉すると、ティムは銃を自らの口の中に入れて自殺します。
警察や救急車、マスコミがやってきます。警官に連れられていくベンガーの姿があります。
生徒たちや、アンケたち教師陣も彼の姿を見ます。カロとマルコは抱き合います。泣いてるリーザとカロは抱き合います。
パトカーで連行されるベンガーは、頭を抱えてハッと先を見つめて終わりです。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、独裁の危険性を訴えるものです。実話に基づいて描かれていることから、衝撃的であり、その恐ろしさに唖然となってしまいます。
生徒たちが狂気じみていく姿にリアリティを感じられます。出演者たちの演技力や制作陣の演出の良さが出ています。実習で生徒たちが生き生きと発言していく姿に、学校に行ったかのような気分になります。
今作は、このような事態が再度起こらないためにも、人々が心を強く持ち続けなければならないことを伝えてくれます。独裁制についでなど、色々と勉強にもなる映画でオススメです。

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